内容説明
戦後日本の大学において「教育社会学」の学術コミュニティ形成に尽力した新堀通也は、日本社会の教育現象を俯瞰する教育地図を描き続けた。「学歴」「学閥」「知日家」「生涯学習」「学生運動」「見て見ぬふり」「殺し文句」「病理」「臨床」など、マクロ、ミクロの両面から、教育における普遍的共通性に着目して、多岐にわたる独創的な業績を残した。100年に1度ともいえる逸材的役割を果たした人である。
目次
1 略年譜・主要著作目録(略年譜;主要著作目録)
2 新堀通也、その仕事の検証(教育社会学者としての歩み―新堀通也氏への聞き書きを交えて;愛に生きた人の肖像―新堀通也『教育愛の構造』へのささやかなオマージュ;ルソー研究・デュルケーム研究・教育社会学 ほか)
3 追悼のなかの新堀先生(追憶のなかの新堀先生;新堀先生追悼「往時茫々」;亡き新堀通也氏を偲んで ほか)
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