ＨＪ文庫 クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話〈２〉

白乃 友【著】

ホビージャパン（2025/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798637792
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ギャルとオタクの複雑なカンケイ

オタクの兄、風見鳳理。ギャルでオタクの妹、香月桜。
2人はクラスメイトで義兄妹で恋人同士。家では仲良くご飯を食べて、オタクライフを満喫中。
ただし恋人なことは秘密で、匂わせ厳禁。
「はーい、オタク君たちー！」
いつも通り気さくに桜が兄（とそのオタ友）に声をかけるも、そこにはカースト上位のギャルとオタクたちの立ち位置、さらに桜のオタバレ、恋人バレをめぐる密かな緊張が走るのであった。

内容説明

オタクの兄、風見鳳理。ギャルで隠れオタクの妹、香月桜。２人はクラスメイトで義兄妹で恋人同士。家では仲良くご飯を食べて、オタクライフを満喫中。ただし恋人なことは秘密で、匂わせ厳禁。「はーい、オタク君たちー！」いつも通り気さくに桜が兄（とそのオタ友）に声をかけるも、そこにはカースト上位のギャルとオタクたちの立ち位置、さらに桜のオタバレ、恋人バレをめぐる密かな緊張が走るのであった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

クラスメイトで義兄妹で恋人同士。家では仲良くご飯を食べて、オタクライフを満喫する鳳理と桜が周囲のあれこれに巻き込まれていく第2弾。映え写真を撮るためにかき氷機を買おうとする桜と鳳理の微笑ましいやり取りや、流行りのアニメを語るそれぞれの想い、カースト上位のギャルとオタクたちの立ち位置の難しさ、忘れた桜のスマホを巡る事件、桜を絶賛する親友・美也が抱える想いなどが描かれる中でモデルをしていて注目を集める難しさを抱える彼女に寄り添ってフォローする鳳理の関係性と、問題にしっかり向き合った桜の頑張りが光っていました。

2025/03/01

[rotti619]

実はタイトルから受ける印象と全く違うお話第2巻。風見鳳理と香月桜は中学からの恋人で義理の兄妹で2人で同棲中という、色々凝った設定にも関わらず、メインは人間関係の難しさと葛藤とトラウマと勇気という、難しいテーマが描かれている。この作品は間違いなく良作なのだが、その良さを説明するのが難しい。タイトルと表紙から受ける印象と全く違う話なのに、最終的にタイトルに帰結している所や、2巻通して1つのテーマを主人公・ヒロインそれぞれの視点で描かれているので、通しで読むと作者の言いたい事がより伝わってくるようになっている。

2025/03/15

[れっちん]

今回は、それぞれのキャラが抱えてる悩みとか葛藤を乗り越えるかっていう、グッとくる場面しっかりあるって、読み応えが十分。 伏線の貼り方も回収もすごく自然で、読み終わったあとに「おおぅ。。。」ってビビる。 最初はちょっとしたネタ展開かと思いきや、まさかそこからああいう風に展開するとは。。。お見事でした。 個人的には、ラブコメってよりは人間ドラマとしての印象が強い本作。 3巻も早々に決定してるってことで、続きが楽しみ。

2025/04/09

[chirako]

読んでよかった。１巻の主人公達２人の後ろに今はもういない髪の黒い少女が立っているという物語の構図がすごく好きで、１巻で物語が完結してると思ってたので続編はいらないかと思っていた。でも読んでよかった。ラノベによくいる気がするヒロインのことが一方的に大好きな自称親友キャラの設定と彼女が物語にいる意味が絶妙だったし、前は読んでて全然面白くなかったオタクのトーク部分が読者視点で途中で急にひっくり返るところとか、読んでてすごく面白かった。視点を変えたエピローグも味わいあって好き

2025/03/23

[はじめまこと]

相変わらず良い 義理の兄妹で恋人で秘密というかなり不安定な関係を丁寧に綺麗に上手に書いてて良い お互いのパーソナリティに深く踏み込むような言葉や心理描写がごく自然に置かれていて、本当に尊い 砂糖菓子のような口当たりの良い甘さ 関係性自体に不破が生じずに周辺を通して変化が描かれてるのも私好み あとサブキャラが良い ミノルさんめっちゃ良いぞ

2025/05/26