内容説明
五〇年以上にわたって日本の政治を担い続けてきた自民党。その歴史は総裁選をはじめとする激しい権力闘争の連続でもあった。元自民党幹事長室室長が目撃した、権謀術数が渦巻き、信じられないようなドラマも展開された、時の実力者たちの「抗争」を臨場感豊かにつづる。『自民党総裁選』を改題
目次
第1章 自民党創成期(保守合同―自由民主党結党・総裁代行委員選出;最初の逆転劇―鳩山一郎、石橋湛山、岸信介 ほか)
第2章 三角大福の時代(「金権」で去った“庶民宰相”―田中角栄;「話し合い」による選出―三木武夫、福田赳夫 ほか)
第3章 本格政権の時代、そして(最後に嵐を呼び込んだ“和の政治”―鈴木善幸;本格政権「田中曾根」内閣―中曾根康弘 ほか)
第4章 改革政治の実像(野党への転落、「野党」との連立―河野洋平、橋本龍太郎;波乱への序章―小渕恵三、森喜朗 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さくたろう
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この時期だけに面白かった。2012/09/25
ポルポ・ウィズ・バナナ
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ボクん中で「政治」は(プロレスと同じで)「虚実の皮膜」を楽しむものとして捉えてて、つうか、実際そういう風に楽しんでるわけだけど、こちらの元自民党幹事長室長が書いた書物からは、なんの幻想も立ち上がってこない。この辺のズレがさ、自民党つう政党の限界をあらわしてるような気がする。このオッサンが嬉しそうに書いてること(=総裁選のたびに基本ルールが変更されてくこと)って、特定のスポーツ競技において毎試合ごとルールが変わるようなもんで、そんなの誰がノれると思ってんだよ?2009/06/18
いとのり
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さる山のボス争い、という感じもぬぐえませんが、読み応えは結構ありました。「悪」としか思えなかった派閥政治が各議員の成長に寄与していた、という筆者の見解は、現在の自民党のぱっとしない皆様を見るとなるほどなぁ・・・とも感じますね。2018/01/29
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