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出版社内容情報
影人の緊急事態にお嬢たちが結託!? できるはずもなく――
夜霧影人が記憶喪失になった。突然の大事件に、星音たちは影人の事を慮って互いの抜け駆けアプローチを禁止する泥棒猫不可侵条約を締結する! 一時の平穏が訪れるはずだったが――
「俺達って……恋人、だったんでしょうか……?」
「その関係を何と呼ぶかは、言葉にしてしまう方が野暮よね?」
断片的に記憶が残る影人に、星音たちは嘘とは言い切れない情報を吹き込み始めて!? さらには影人の秘められた過去、そして星音への想いも明らかになって――
内容説明
夜霧影人が記憶喪失になった。突然の大事件に、星音たちは影人の事を慮って互いの抜け駆けアプローチを禁止する泥棒猫不可侵条約を締結する!一時の平穏が訪れるはずだったが―「俺達って…恋人、だったんでしょうか…?」「その関係を何と呼ぶかは、言葉にしてしまう方が野暮よね?」断片的に記憶が残る影人に、星音たちは嘘とは言い切れない情報を吹き込み始めて!?さらには影人の秘められた過去、そして星音への想いも明らかになって―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
思わぬ形で夜霧影人が記憶喪失になった突然の大事件。星音たちは影人の事を慮って、お互いの抜け駆けアプローチを禁止する泥棒猫不可侵条約を締結する第3弾。不可侵条約を結んだものの、自分にあまりにも都合の良い断片的に記憶を思い出す影人に、嘘とは言い切れない情報を吹き込み始める星音たち。さらに影人の苦い過去と生き別れになった妹との再会、星音もまた決断を迫られる展開で、影人が記憶を取り戻す中で気づいた本当の想い、そしてあわよくばと相争うライバルたちにも背中を押されながら、星音も勇気を出した結末はなかなか良かったです。2025/03/01
rotti619
11
前巻ラストで影人が記憶喪失になった所からスタート。時間で治ると聞いた星音達は彼を心配して泥棒猫不可侵条約を結ぶが、当然守られるはずもなく…というお話。この条約、破られるとは思いつつも、1日持たなかったというのがもう面白くて、流れで3人とも彼氏(という風に含みを持たせている)にしているのが笑えた。その流れから後半影人の実妹が登場することでシリアスパートに反転し、家族と元の生活に悩む影人をそっと送り出す星音、それに対する他2人の女の熱い友情がラストを締めくくっていた。今巻で完結だが、良い終わり方だったと思う。2025/04/01