出版社内容情報
いたずらっ子で無鉄砲。そんな坊っちゃんがなんと中学校の先生に!? 赴任した松山の中学校は東京とは大ちがい。バッタ事件からはじまる坊っちゃんのドタバタ教師生活はいったいどうなってしまうのか?
内容説明
「親ゆずりの無鉄砲で、子どもの時から損ばかりしている」そんな坊っちゃんがなんと中学校の先生に!?住みなれた東京をはなれて、着いた先は四国の松山。先生も生徒も変人ばっかりで、教師生活はどたばた事件の連続!東京に残してきた母がわりの清のことも気になって…。坊っちゃんがのどかな田舎で大騒動を巻き起こす!読んでおきたい名作決定版!小学上級から。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867年、東京都に生まれる。本名、夏目金之助。明治26年帝国大学を卒業、明治38年に『吾輩は猫である』を発表し、明治40年に職業作家として歩き出す。その後多くの作品を世に出し、1916年『明暗』が未完のまま永眠
後路好章[ウシロヨシアキ]
1940年、北海道生まれ。編集者、絵本作家
ちーこ[チーコ]
イラストレーター、デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
95
2016年517冊め。角川文庫で既読、つばさ文庫で再読。カドフェス2016の対象本ということで、読了後は同僚のお子さんに譲る予定で購入。会話文で改行されていて原文より読みやすくなっている。しかし解説によると現代の子どもたちが読みやすいようにカットしたシーンがあるらしいが気づかなかった。故に原文も再読せねば。ただ何回読んでも清ばあちゃんが好き。2016/07/03
RASCAL
20
何度目かの再読。赤シャツが帝大卒であることを匂わせる部分、日露戦争の戦勝祝いを思わせる部分がカットされていたかもしれないが、大勢に影響なし、坊ちゃんは、お子様向けの角川つばさ文庫でも十分に面白い。2016/07/16
みなみ
4
はるか昔に読んだ気もするけどもう記憶にありません…ので新鮮な気持ちで読む。つばさ文庫版は児童向けにちょっと変えてあるらしい。途中まで主人公がヤバい行動を取りすぎてビビったけど、昇給の申し出を突っぱねたあたりで人柄というか性格に納得。あの場面で正義の気持ちを貫けるのが清々しい。ラストの余韻ある一文が良かった。2020/08/04
Yuriko
2
坊ちゃんの無鉄砲なとこが好きです! キヨばあちゃんの優しさに感動しました。2020/05/25
ビーバー
2
道後温泉に行きたいという嫁の希望で、お盆に松山へ行きます。旅行の予習として、小5の息子とこの坊ちゃんを読みました。すかっとした坊ちゃんいいキャラです。2015/08/03