出版社内容情報
小説家になろう発5
内容説明
依頼の失敗が続き気落ちするロレンを気遣って、ラピスは倒した敵を報告すれば完了になる討伐依頼を勧めることに。そして道中穏やかに済むはずもなく、案の定盗賊団に出会ってしまうロレンたち。盗賊団から助け出したエルフの少年からはまた面倒事の匂いがしていて―。これは、新米暴険者に転職した、凄腕の元傭兵の冒険譚である―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
10
★★★☆☆ 今回はエルフと妖精、といっても取り立てて面白い展開が有るわけでもなく、例によって淡々と終わる感じ。普通に戦って普通に勝つみたいな。前から思ってるがが、主人公のキャラがよく言えば大人で老成している、悪く言うと物語で言われるところの「面白みのないつまらない男」でユーモアがあったり凄腕らしさとかがなく、キャラ付けが弱い、頭がクラゲだったり性格がぶっ飛んでたりしてもいいと思う。ストーリーも特にピンチとかもなく順当に勝つせいか地味で盛り上がりに欠ける。2021/08/23
加賀ますず
4
毎度受ける依頼がほぼほぼ失敗するロレンの運命をどうにかしようと、ラピスが提案したのは…依頼を受けないこと?!勿論災難に巻き込まれる体質は変わらないので今回もとんでもない事態に発展してしまい…。今回はシリーズの鉄板部分を踏襲しつつも、敢えて外すパターンが見えて新鮮だった。そしてロレン達の足を引っ張る味方がいないので結構無双していく爽快感があった。2022/12/04
eucalmelon
3
ロランはトラブル体質か?それともラピスの方が原因なのか?失敗しないように依頼ではない案件を始めたものの、やっぱり面倒なことに遭う…、偶然にしては多過ぎだろう。元傭兵の盗賊団を人に言えない方法で壊滅させるのはロランのお人好し度合いが大きいせいだが、そこで見つけたエルフの子供を届けるのもやっぱりお人好しかも。でも嫌いじゃない。そして妖精を助けるのも…、あれっ全部ロランがお人好しのせいなんじゃ?ラピスのもう片方の腕を選ぶ辺りもロランだからかな。2022/08/11
マスクX
1
依頼を受けるから失敗する。冒険者の稼ぎ方を変えるべく討伐報酬を目的に森まで向かうロレン達。道中では大規模盗賊団を潰し、エルフの少年を助ける。エルフの集落に向かう際に生物達の食物連鎖の過激さからもう厄介さが伺える。結果、エイリアンばりの腹から出てくるエグイ存在からの事件解決に望むロレン達。食い漁る数々の存在と前巻の怠惰からまず『暴食』というイメージは出てきました。同時に邪心の存在が本人と影響に大きく齟齬があるので封印されたのもそこが原因なのかな。2024/08/17
naka
1
エルフと妖精なんてファンタジーな題材なのに、エグい事件でしたね。想像するとなかなかホラー。 今回も人死はドンドコ出ておりました。2021/11/06