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文春文庫
DANCER ダンサー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773618
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

遺伝子工学の研究所から姿を消した謎の生命体《ダンサー》。ストーカーに悩む踊り子・志摩子。奇怪な殺人事件に有賀雄二郎が挑む。

内容説明

闇夜に遺伝子工学の研究所から姿を消した謎の生命体“ダンサー”。正体不明の男につきまとわれる美しき踊り子・志麻子。やがて彼女の周囲で猟奇的な連続殺人が起こる…。ベストセラー『TENGU』『KAPPA』で活躍したルポライター・有賀雄二郎が、現代の闇と対峙する著者渾身の長篇サイエンス・ミステリー。

著者等紹介

柴田哲孝[シバタテツタカ]
1957年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞と第24回日本冒険小説協会大賞の評論・実録部門を受賞。2007年に『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞。小説からノンフィクションまで、幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

129
「愛もなく、なぜ造った」少し前の映画のキャッチコピーのままに、人間の驕りにひどく憤るばかり…遺伝子工学研究所での惨劇を起こしたのは“ダンサー”という生命体。その脅威は「グフ…」「サル…サ…」と声を発しながら、美しき踊り子へと徐々に迫る…もう展開や正体など予定調和で分かりやすく進むのを一気に楽しめる秀作♬同時に描かれる微笑ましい家族愛は心に熱く爽やかだ。各々が自らの決着をつけるべく、トドメを刺す場面も心地よい。それ故に、怪物が終盤で見せる弱さ・優しさが余計に哀しい…何と言ってもジャック…そしてジャック(笑)2020/06/09

はつばあば

44
人の探究心は素晴らしいものだが、再生医療がどこまで許されるのだろう。死というものがあってこそ人だと思う。クローン、DNA操作など人が侵して良い分野なのだろうか。それにしても相も変わらず好い男ですね有賀とジャックは。男性のロマン?粋?が充分にあふれて心を掴む。但し最初の2章までが読みずらかった。はつとて昔の乙女。グロい部分は^_^;。でも若返ったジャックとロマンスグレーになった有賀のその後が読んでみたい。次はGEQ 。災害に関する陰謀?の世界に飛び込みます(*^_^*)2015/04/08

マムみかん(*感想は風まかせ*)

38
フリーのルポライター有賀雄二郎が活躍するシリーズは、やはりどれも面白いですね~! 花粉症でモヤッた頭でも一気読み!! エログロ、謎の生命体、スリリングなハンティング、そして涙…(泣)。 今作は再生医療という重いテーマも含まれ、とても考えさせられました。 神の領域に踏み込む恐ろしさ。 命には、真摯な態度で臨まねばなりませんね☆2016/03/09

Aiichiro Nakajima

35
ジャーーック!!バイオハザード的な入りでしたが、終わりはしんみり感半端ないっす。また、有賀さんと再会できたらいいな✨柴山さんの作品制覇しますわ。GEQへとつにゅー2016/12/18

きっしぃ

33
カッパとウルフの間にこんなことがあったのか。ジャックと志摩子のこともやっと繋がったー!大学の研究所から脱走した"ダンサー"、サルサこと志摩子に迫る危険。トランスジェニック、キメラ、クローン、この辺はちょっと難しくてよくわかんないけど。人間のエゴで産み出された命。人間は全能じゃない。RYUも早めに読も。2020/08/17

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