人物クロッキーの基本―早描き１０分・５分・２分・１分

アトリエ２１【著】/角丸 つぶら【編】

ホビージャパン（2015/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 167p／高さ 26cm
• 商品コード 9784798611211
• NDC分類 725
• Cコード C2371

出版社内容情報

“クロッキー力”で人体の本質をつかみ取れ！
今までにない、プロの画家による実践的クロッキーの技法書がついに登場。

生き生きとした動きのある、魅力的な人物を描くためには、実際に人体の「かたち」を見て描くことが早道ですが、確実な“クロッキー力”を身につけるには「見て描く」だけでなく、コツが必要となります。

　本書は、30年以上も人体を追究しつづけてきた画家集団、アトリエ21（上田耕造、岡田高弘、広田稔）による、実在感のある人物やキャラを描くための基本要素を詰め込んだクロッキーの技法書です。プロの画家の視点で「どのように観察するべきか」「どんな考え方を知っておくべきか」を具体的に解説、図解しています。

内容説明

今までにない、実践的クロッキーの技法書！クロッキー力で人体の本質をつかみ取れ！著者のアトリエ２１は、人体を追究して３０年！美しいポーズが魅力の１０分、５分クロッキーから、究極の短時間描きである２分、１分クロッキーまで、必要最小限の線や調子で、人物が描けるようになるヒントとコツを教えます。また、パステルや水彩絵具を使ったカラークロッキーも収録し、魅惑的な女性像を描く楽しさも併せて伝えます。

目次

デッサンは、コピーではない！デッサンするとき、画家の頭の中では…４つのことがぐるぐる繰り返されています
第１章　さあ、クロッキーを始めましょう―ヌード・着衣を１０分、５分、２分、１分で描く基本（ひと言で表すと、クロッキーとは；ズバリッ！クロッキーとは　ほか）
第２章　人体をとらえて描く１３のポイント―人体をとらえる８つのポイント＋描くべき部位の５つのポイント（人体をとらえる８つのポイント；描くべき部位の５つのポイント　ほか）
第３章　三人三様のクロッキー制作現場より（広田稔が描くクロッキーの「技」；上田耕造が描くクロッキーの「術」　ほか）
第４章　クロッキーで作品づくり（カラークロッキーの基本―明るい部分に固有色、陰の部分は自由色；広田稔が描くカラークロッキー　ほか）

著者等紹介

角丸つぶら［カドマルツブラ］
現在活躍中のゲームやアニメ関係のクリエーターを育成。自身は東京藝術大学美術学部で映像表現や現代美術全盛の中、油絵を学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うさっぴ]

人物クロッキーに興味があり、読んでみました。

2022/05/06

[itsumiKshi]

すごい難しい。どんなに解説を読んでも稜線がわからない。解剖学も勉強しないと無理では？

2024/04/16

[T]

☆☆☆☆☆ 再度、読み返したくなる 素晴らしい発見が多いクロッキー本

2019/10/26

[元気ハイター]

限られた時間でどこまで描けるかではなく、どこで止めるかという記述に奥の深さを感じました。デッサン系の本とは対照的に、直観に身を任せて描く。比やバランスに捕らわれ過ぎず、のびのびと描く楽しさもあるのかなと思いました。周回して、いろんな構図に慣れたいです。

2017/10/23

[大戸屋おじさん]

クロッキーのやり方、そんなものは皆分かっていて「時間的制限を設けて目の前の対象物を紙面に描き出す」だけだ。でもこれをやらせると、上手い下手が割と明確に別れる。そして、その違いを生み出すのは、きっと、イメージ通りの線を一発で描ける能力だけではない。著者三名が「どこを見て」「なにに気を払い」「どのように描いてゆくのか」を全ページ使って解説したクロッキー本。

2015/12/26