内容説明
時をこえ、日々の暮らしや闘いをはげます言葉たち。新進の“近代詩伝導師”が贈る、詩と詩人の入門書!
目次
1 生きるという旅(旅人になるきみたちへ―新美南吉「寓話」;弾圧の中、闘う人々の声―船方一「ふるさとえの歌」;全力で「今日」を生きる―室生犀星『昨日いらつしつて下さい』 ほか)
2 いのちのしずく(ただ一度きりの生を―村山槐多「いのり」;ゆるしの鳥、やさしい鳥―菊田守「いいよどり」;わたしの幸せというもの―羽生槇子『縫いもの』 ほか)
3 言葉のかほり(珈琲―吉井勇、木下杢太郎、北原白秋、山村暮鳥;旅―与謝野晶子、金子光晴、林芙美子、種田山頭火;風―宮澤賢治、尾形亀之助、大手拓次、八木重吉 ほか)
著者等紹介
Pippo[PIPPO]
1974年東京生まれ。近代詩伝導師、朗読家、著述業。文化放送ラジオ「くにまるジャパン~本屋さんへ行こう!」準レギュラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
177
肩に手を掛け勇気づけるような素敵な名詩選。私は変わらずここにいる。川の側で優しさに揺られ、今も悲しみや痛みを抱えながら流れている。小雪が降り風さえ吹き、汚れっちまった悲しみになすところもなく日は暮れ、沈黙の言葉を紡いでだた歩く。どんなに今日が華やかな日であっても、十二時の針が揃うとお別れなのね。もう帰ってこない、何でもない一日になっていくのね。あなたはきっととても淋しかったわ。あなたの藍色の愛だったのに私は…。年の暮れ、傍らにいる大切な人へ、いつもは言えない心の声を勇気をだして伝えてみてはいかがでしょう。2022/12/24
モリー
61
詩には不思議な力がある。太陽のように、歌のように、詩は勇気を与えてくれる。励ましてくれる。慰めてくれる。生きる希望を見出すことすらある。”近代詩伝道師”Pippoさんの道案内で数多くの素敵な詩に出会いました。河井酔茗さんの「ゆずり葉」、西尾勝彦さんの「そぼく」、杉山平一さんの「わからない」が心に残りました。2020/12/31
kochi
22
今年の良かったことの一つは「ポエカフェ」に参加できたこと。近代詩の伝道師、ピッポさんによる肩肘張らない、詩をたのしむ会。詩というものには昔から興味があったのだが、詩集に手を出しても歯が立たず、『折々のうた』とか、『詩歌の待ち伏せ』などを読んでは、わかったような気になり、またまた、詩集には玉砕するという繰り返し。「ポエカフェ」に参加することで、苦手意識も克服できそうな気がしているし、ピッポさんによる本書では、比較的現代に近い詩人を知り、ますます詩の世界にはまり込みそうf^_^;2015/12/15
ヒラソル
12
とても良かった。詩は中原中也とか石川啄木を少し読んだくらいでここ最近は縁遠かった。わかりにくいところもあるし。しかし、それらの詩を作者の背景なども混ぜながら解説紹介してくれて、しかも読みやすい文章でさらさらと体に沁みていった。詩、いいな。改めて思い出させてくれた。西尾勝彦の『そぼく』という詩が特によかった。――雨音が優しいことを知りました 損得で動かなくなりました わたしはわたしになりました―― という最後の三行が特に響く。わたしは、いつか、わたしになれるだろうか……。2018/09/09
私的古本レヴュウ
4
これを読んで良い詩は僕の心を大きくあったかくしてくれるという事を学んだ。河井酔茗~高階杞一~西尾勝彦の流れは感動した。最終章「言葉のかほり」も楽しんだ。2021/04/11




