出版社内容情報
「写真」に纏わる超厳選怪談集
肩にかかる手、オーブ、黒い影、奇妙な物体――
それって心霊写真?
少年の頭はザクロのように半分しかなく、この世のものとは思えない…
――「最後の写真」(西浦和也)より
偶然か因縁か、写ってはならないものがそこにある。見つめるほどに背筋が冷える不可解な瞬間の記録、〈写真〉に纏わる怪談を選りすぐった一冊。
・写真同好会で撮った集合写真の凶悪な異変「佐伯さん、連絡ください」(つくね乱蔵)
・心霊スポット撮影で起きた顛末「撮影に行って来た」(田辺青蛙)
・写真を撮ると必ず写る異形、彼のその後「彼のイモムシ」(川奈まり子)
・有名な宿での曰くの写真「克己復礼」(鶴乃大助)
・静止画を動画にするアプリの奇妙な暴走「夫婦の肖像」(鷲羽大介)
・オークションで手に入れた古いアルバム、その違和感とは「心霊写真百枚セット」(クダマツヒロシ)
――など書き下ろしほか全44話収録。
【目次】
内容説明
肩にかかる手、オーブ、黒い影、奇妙な物体。それって心霊写真?撮ってしまった〈写真〉に纏わる厳選怪談集!
著者等紹介
黒木あるじ[クロキアルジ]
『怪談実話 震』で単著デビュー
川奈まり子[カワナマリコ]
怪異の体験者と土地を取材、これまでに6000件以上の怪異体験談を蒐集。怪談の語り部としても活躍中
クダマツヒロシ[クダマツヒロシ]
兵庫県神戸市出身。2023年、怪談マンスリーコンテスト「瞬殺怪談」企画にて、超短編部門で平山賞・黒木賞をダブル受賞
田辺青蛙[タナベセイア]
著書に「大阪怪談」シリーズ、『関西怪談』『紀州怪談』『北海道怪談』など入念な取材に基づくご当地怪談のほか、『致死量の友だち』『魂追い』『皐月鬼』など小説作品、近刊は共著『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画』
つくね乱蔵[ツクネランゾウ]
1959年福井県生まれ。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」でデビュー。2012年の初単著『厭怪』で厭という概念を産みだした
鶴乃大助[ツルノダイスケ]
怪談好きが高じて、イタコやカミサマといった地元のシャーマンと交流を持つ。弘前乃怪実行委員会メンバーであり、津軽弁による怪談イベントなどを県内外で精力的に行う
西浦和也[ニシウラワ]
不思議&怪談蒐集家。心霊番組「北野誠のおまえら行くな。」や怪談トークライブ、ゲーム、DVD等の企画も手掛ける。イラストレーターとしても活躍
鷲羽大介[ワシュウダイスケ]
171センチ84キロ、柔道初段、普通免許、フォークリフト、クレーン、玉掛け、交通誘導2級の資格所持。「せんだい文学塾」代表
いたこ28号[イタコ28ゴウ]
著書に『憑依怪談 無縁仏』、共著に「現代怪談 地獄めぐり」シリーズのほか、「北極ジロ」名義で『「超」怖い話 超-1怪コレクション』シリーズで執筆し、超-1/2010最優秀作品賞受賞
小田イ輔[オダイスケ]
『FKB饗宴5』にてデビュー。『小田イ輔実話怪談自選集 魔穴』「実話コレクション」『怪談奇聞』各シリーズなど
葛西俊和[カサイトシカズ]
『降霊怪談』でデビュー。著書に『鬼哭怪談』など
神沼三平太[カミヌマサンペイタ]
著書に『怪奇異聞帖 隙窺いの路』『怪奇異聞帖 地獄ねぐら』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



