ＨＪ文庫 高１ですが異世界で城主はじめました〈７〉

鏡 裕之【著】

ホビージャパン（2015/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 335p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798611112
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

人間と異種族が共に活躍できる世界を目指すヒロト。ヒロトの活躍に眉をひそめる者たちが現れる中、ヒロトを見込んで、かつて滅亡した北ピュリス王国の残党が援助を求めて美しい王女・ラケルを送り込む。いっぽう、ヒロトに大敗したピュリス王国はヒロトを破滅させようと企んでいた―。異世界成り上がりストーリー、今回もヒロトの英知が冴えわたる！

著者等紹介

鏡裕之［カガミヒロユキ］
作家。滋賀県立膳所高校を経て、北海道大学文学部英文科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sibasiba]

敵国の策謀で国王の疑惑と妬心から窮地に陥る主人公。小物たちが欲心を利用されたり政局を優先させ国防の危機を看過する王都の政治家たち。それぞれが自分の考えから状況を利用しようと場を混沌とさせる。基本敵対者である筈の宰相が自分の欲望やプライドではなく国家を護るため動く様が正直今回はヒロトより魅力的だった。ポルノ的ではないが性交描写があったからそろそろ主人公たちもSEXに到るのか？　下半身的な言及も増えてきたし。新ヒロインはエジプトの姫君っぽいコンセプトとかビジュアル含めてかなり良い。今後の活躍を期待。

2017/01/06

[真白優樹]

活動を続ける中、害そうとする者達と助けを求める者達が現れる今巻。 今回は今までの展開の中では珍しく悩み苦戦し、ギリギリの所で勝利したという感じであり、周囲の黒い大人達にヒロトが困らされながらも自分の知恵で何とかする。まあこの世界で異邦人の子供が活躍し始めたら色々考える輩はいる訳であるか。この先も害そうとする輩達が次々と現れそうな気もするが。今回得た地位と繋がりはとても重要なものであり、この先生き延びる為に絶対に必要となるであろう事を感じさせる。・・・さて、次に出世するとしたら何か。 次巻も楽しみである。

2015/11/04

[S.T.]

面白かった！間違いなく今までで最高の巻。なんかレベルが上がった気がする。防衛責任者解任とそれに至る陰謀、ラケル姫とのやりとり、ようやく少し明かされた主人公のバックボーン、相一郎の件、国王をはじめとする上層部の描写、そしてやたら気合入ってるエロw。全編通じて面白かった！火種が大きくなればなるほど面白くなっていってる気がする。ラケル姫は可愛さ含めてGJ！ヒロイン入りして欲しいな。宰相は主人公と理念は違っても国防を真剣に考えてるのは敵役として魅力的だな。ついに辺境伯になったヒロト。今後の展開が本当に楽しみだ。

2015/11/06

[Ency [L-N]]

ヒロト暗殺を画策するピュリス王国の陰謀工作が、ヒロトに覚られぬ様にヒュブリデ王国内で進行していた…、7巻でした。出世著しいヒロトの存在が、本人の知らない所で外側にも影響を及ぼして…という状況が描かれたカンジの今巻。ますます群像劇化が進み、ヒロト視点の描写は減っていく。そんなんで今巻はヒロトとヒロインズとのイチャイチャも少なかった気がする。しかしこの物語が、こういう方向性に行くとは思わなかったなー。でもサクサク読める所は変わってないし、逆境を跳ね返してのけるヒロトの機転も健在で、やっぱり面白いんだよなー。

2015/11/21

[如月]

これまで（過去巻）に無い壮大なスケールで送る物語…という感じ。パターンはいつもの流れだが、いつもよりいちゃいちゃシーンが減り、世界観が広がった分だけ主人公以外の描写が多くなった。ラノベでは珍しくSEXシーンがあったり、ラストは何ヘルス？ってなところが、ＨＪ文庫らしい？

2015/11/25