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出版社内容情報
フラれてもフラれても、あきらめられなかった恋の結末は――。切ないヒロイン・まめちゃんの純情ラブストーリー、ついに完結!結婚前提のおつきあいを始めたまめと河田さんだが、義姉・秋恵を拒絶できない河田さんはまめに別れを告げる。聡ちゃんは自分の心を見つめ、まめは本当は全然妹じゃないことを自覚する。そして二人は2度目の「おためしのおつきあい」をすることに。聡ちゃんが抱えた春子の思い出、まめが初めて知る春子の思い。フラれてもフラれても、あきらめられなかった恋の結末は――。切ないヒロイン・まめの純情ラブストーリー、ついに完結!
志村 貴子[シムラ タカコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
この結末に感動するのは、何があっても恋をあきらめなかったからではない。意地を通そうと強い気持ちを持っていたからではない。二人の想いは、紆余曲折だった。他の人を好きになったこともあるし、お試しで付き合って別れたこともある。あきらめようとしたけれど、やっぱり「あきらめられなかった」ことに気付く。その弱さと、同じように存在する強さに、激しく共鳴するから感動するのだ。何より、この漫画には人を想うことの優しさがある。最後まで読み続けて良かった。2019/04/18
ソラ
17
いい最終回だった。まさに志村貴子さんって感じ。今回は発売ペースが速くて放浪息子や青い花とか終わるまでやきもきしたのに今作はすぐ出てくれてうれしかった。2019/02/17
koke
7
再読。色々言い落していて想像の余地が大きい。優の気持ちはどう変わったのか、河田さんたちはその後どう過ごしているのか。ときどき想像してみよう。2025/07/01
7ember
6
ラブロマンスは普通、主人公が結ばれる未来に向かってぐいぐい時間が進んでいくが、本作は物語の現在が進行すると同時に回想が過去へと遡行していくので、全体として時間が滞留しているような印象(優だけは容赦なく成長していく)。ラヴロマンスでありながらトラウマ・ナラティヴ的で、新しい展開が次々と拓けていくというよりは、それぞれが自分の「こいいじ(コンプレックス)」と折り合いをつけていく。『ビューティフル・エヴリデイ』とも共通点が多い。病み衰えていく春子の肉体をどう描くかという課題は志村作品では新しい試みだったかも。2021/10/24
A.Sakurai
5
最終巻になって、この話は春子さんが亡くなった後に残した未練=意地が全ての中心であったことが判明する。そもそも第一話が春子さんの葬儀で始まるし、頻繁に春子さんの回想シーンは盛り込まれるし、まめだけでなく聡太も優もゆめも春子の想いに引かれていく。作者としては最初から亡くなってしまった人を中心にする構想だったのだろう。2019/10/05
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