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内容説明
“狼”の氏族を守るため、生涯のパートナーとなった美月とともにユグドラシルに帰還することを決意した勇斗。お互いの両親への挨拶もなんとか済ませ、ついに召喚儀式の夜を迎える。が、そのとき異変が!“豹”の誇る秘法使いシギュンの妨害によって、美月はたった一人ユグドラシルに飛ばされてしまう。時空を超えて再度離れ離れになった二人の運命は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
36
美月と共にユグドラシルへ戻る事を決意した勇斗だったが、シギュンの妨害に会い美月だけがユグドラシルへ戻る事になってしまい…な話。今回は帰還編の導入部という事で大きな盛り上がりこそありませんが、そこそこ面白かったです。《狼》の中で自分の立場を固めていく美月の姿は、正に頼りがいのある姉御といった感じでした。ハーレムも容認するとか器の大きさがとんでもないですね。勇斗も無事帰還できたことで、次巻からはようやく反撃開始。勇斗は《雷・豹》をどのようにして撃退するのか。次巻も楽しみです。2015/07/01
よっち
31
美月とともにユグドラシルに帰還することを決意した勇斗。しかし豹の秘法使いシギュンの妨害によって美月だけが一人でユグドラシルに飛ばされてしまう第八弾。まさかの展開になりましたが、美月が勇斗の女性関係に器の大きさを見せ狼氏族の中で支持を得るようになっていく雰囲気が、まるでどこかの任侠世界みたいな感じで(苦笑)。美月も関わっての勇斗再召喚と、勇斗不在のまま豹・雷連合軍の侵攻をしのぐ戦いが並行しましたが、苦境を見事乗り切ったことでここから反撃開始となりそうですね。ユグドラシルの謎も明かされそうで次巻も楽しみです。2015/06/27
アウル
24
勇斗、美月共にユグドラシルに帰還する。かと思いきやシギュンの妨害の力が強すぎたが為に美月だけがユグドラシルに行ってしまう。その後美月、リーファ、フェリシアの3人の力を合わせた結果により予定よりも早く戻ってこれた勇斗。ユグドラシルの謎を知り早々に兄貴との因縁に決着をつけに行こうとするとこで終わったが大分と焦っているのはリーファが関係しているからなんだろうか?次巻も楽しみ。2015/07/03
なつきネコ@姑息な化け猫
19
最初に表紙を見て遊戯王の最終回かっ! とツッコンでしまったが、これは当然か。しかし、美月だけが召喚されるとは想像もしてなかった。まさかの女子会とは。なかなか、美月もコミュニケーション能力たかいな。さらにハーレム容認発言とか、これはどうだろうかと思いながら、ドロドロになってキャット・ファイトよりましかな。今回で言えるのは勇斗は異世界召喚系のラノベのなかでも、上位の男前だな。ラノベで父親に娘をもらいます発言を初めて見た。成長と言うなら、ステインソールもなかなか思慮深くなったな。成長する作品は良いな。2015/12/12
るか
16
ユウトのいない異世界に今度は美月だけが召還されてしまう話。面白かったのですが不吉な含みがある物言いが多く話自体はユウトが帰ることで急展開を迎えましたが続きが気になって仕方が無いです。美月の正妻っぷりに和みユウトの覇王っぷりに震撼し久しぶりの世界観を楽しめたことはよかったですが核の部分が焦らされていてモヤモヤします。ユグドラシルの正体やリーファと美月などの謎がわかるまでは安心できないですね。ユグドラシルの正体を知ったユウトの決意は描かれてはいませんがユウトの姿が物語っているようでとてもよかったです。2015/08/18