出版社内容情報
「もしかして、これってうつ病?」
そんなとき、最初に読んでほしい一冊です。
あなたのうつ病が治らない理由。
それは、誤った情報のせいかもしれません。
「気の持ちようで治る」
「〇〇を食べれば治る」etc.
医学的根拠のない「うつ」情報はたくさんあります。
本書は日本うつ病学会の治療ガイドラインをもとに、正しい知識をやさしい言葉でお伝えしています。
◆こんな方におすすめ
・自分がうつ病かもしれないと感じた方
・家族や友人が診断を受けた方
・病院やクリニックに行くのが不安な方
・治療が長引き、つらさを感じている方
・うつ病患者さんと関わる支援職の方
著者の藤野智哉先生はSNS総フォロワー13万人超。
精神科専門医としての知識と、ひとりの人間としてのまなざし。
うつ病と向き合うすべての人の力になりたい――
藤野先生の想いが、ページのすみずみに込められています。
◆藤野先生からのメッセージ
この本は私が臨床の中で得てきた知識、考えていること、伝えたいことの一つの集大成になったと考えています。
「あの時、病院にかかってよかった」
と言ってもらえることは多くあります。
それと同じように、
「あの時、この本を手に取ってよかった」
と言ってもらえるように書いた本です。
「この本がいいよ」
「こういった治療があるらしいよ」
そんな会話が、日常の中に、当たり前のようにとけ込む一冊になるといいなと思います。
読んだみなさん、一人ひとりの声が広がっていくことを願っています。
あなたの一言が、世界に精神疾患の話題を一つでも増やし、それは未来の誰かを救うことにつながるかもしれません。
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とてもわかりやすく可愛らしく作ってありますが、患者さんだけでなく、うつ病に関わる研修医や看護師さんをはじめ、さまざまな支援職が「今更聞けない」と思っている医療的知識も詰め込んであります。
医療者にも自信を持って勧められるレベルの本です。
◆治療以外のこんなお悩みにもお答え!
・うつ病のときに仕事はどうしたらいい?
・ストレスとの付き合い方を教えて
・人付き合いが苦手。うまくやるコツを知りたい
・死にたくなったらどうすればいいの?
本書にはがんばりすぎない、生き方のヒントが詰まっています!
【目次】
・Ch1 うつ病は、ただの気分の落ち込みと違うの?
・Ch2 病院はどう選べばいいの?
―診察や検査についても教えて
・Ch3 うつ病は、どうやって治すの?
―お薬を使わない方法も教えて
・Ch4 うつ病と一緒に起こりやすい病気や、間違われやすい病気は?
・Ch5 うつ病とうまく向き合うには、どうしたらいいの?
内容説明
うつ病の『治療ガイドライン』に沿った正しい知識をもとに、精神科専門医が、ゆる~くポジティブにアドバイス。
目次
1 うつ病は、ただの気分の落ち込みと違うの?(「うつ」と「うつ病」って、どこが違うの?;うつ病になると、どんな気持ちになるの? ほか)
2 病院はどう選べばいいの?診察や検査についても教えて(何科に行ったらいいの?―診療科の違い;病院はどう選ぶの?―病院ごとの役割 ほか)
3 うつ病は、どうやって治すの?お薬を使わない方法も教えて(うつ病はどうやって治療するの?;どんなお薬で治療するの?1―抗うつ薬 ほか)
4 うつ病と一緒に起こりやすい病気や、間違われやすい病気は?(うつ病と一緒に起こりやすい病気1―パニック症;うつ病と一緒に起こりやすい病気2―全般不安症、社交不安症 ほか)
5 うつ病とうまく向き合うには、どうしたらいいの?(うつ病の時には仕事はどうしたらいい?;ストレスとの付き合い方1―苦しみを整理する ほか)
著者等紹介
藤野智哉[フジノトモヤ]
精神科専門医。産業医。公認心理師。秋田大学医学部卒業。幼少期に罹患した川崎病が原因で、心臓に冠動脈瘤という障害が残り、現在も治療を続ける。学生時代から激しい運動を制限されるなどの葛藤と闘うなかで、医者の道を志す。精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神神経科勤務のかたわら、医療刑務所の医師としても勤務。障害とともに生きることで学んできた考え方と、精神科医としての知見を発信しておりメディアへの出演も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




