内容説明
管理者を悩ます、Oracleデータベースのパフォーマンス不足や突然の稼動停止。本書では、「なぜ、そうしたトラブルは発生するのか」をOracleの機能と動作から明らかにし、問題解決への具体的なノウハウを紹介します。パフォーマンス分析から、障害を回避するDB設計と監視/テストの方法、DBアクセスを効率化するコネクションプーリングの選択、SQLオプティマイザの仕組みと管理までの幅広いテーマに対し、実践的なアプローチで解説。毎日現場でトラブルと向き合う日本オラクルのOracleコンサルタントだから伝えたい、本物の知識と技術を伝授します。
目次
1 目からウロコのパフォーマンス分析テクニック(間違いだらけのOracleパフォーマンス分析;標準ツールでOracleの状態を正確に知る方法 ほか)
2 データベース管理転ばぬ先の杖―監視/テスト編(運用時の大トラブルを防ぐ監視/検知/対応のポイント;パフォーマンステストにおける環境作りと統計情報の分析 ほか)
3 データベース管理転ばぬ先の杖―設計編(業務アプリケーション開発チーム編;インフラ設計チーム編)
4 Oracleの頭脳を探れ オプティマイザ徹底研究(コストベースオプティマイザの基本機能;CBOは何を見てどう判断するのか ほか)
5 性能が跳ね上がる秘伝のコネクションプーリング(コネクションプーリングの仕組み;Javaと.NETで使うコネクションプーリングの選択)
著者等紹介
五十嵐建平[イガラシケンペイ]
日本オラクル株式会社コンサルティングサービス本部シニアコンサルタント。入社以来丸4年、データベース系コンサルタント一筋。数え切れないほどの性能問題を発見/解決している。世界最大規模のパッケージアプリケーションのデータベース移行プロジェクトでも活躍。Oracle以外のテクノロジーにも幅広く興味を持っており、最高のシステムとは何かという命題を常に考えている
大塚信男[オオツカノブオ]
日本オラクル株式会社コンサルティングサービス本部プリンシパルコンサルタント。96年日本オラクル入社。Oracle Applications担当の営業エンジニアとしてパフォーマンス問題に取り組むうち、AppsのチューニングはDBのチューニングであることに気付き、DB Serverの内部構造を教える部署へ異動。日本での新規コースの開発に携わった後、DB Serverのサポートアナリストとして経験を積み、DBコアコンサルタントとなる。現在、10g RACを使用した意欲的プロジェクトを支援中
小田圭二[オダケイジ]
日本オラクル株式会社コンサルティングサービス本部シニアプリンシパルコンサルタント。約4年間、日本オラクル社内でデータベース/OS/ネットワークなどの研修を行なう。その後、データベースコンサルタントになり、4年以上に渡って各種の大規模ミッションクリティカルシステムを担当
鈴木博貴[スズキヒロタカ]
日本オラクル株式会社コンサルティングサービス本部プリンシパルコンサルタント。Oracle8以降、数々の有用な新機能を世に送り出した後、金融機関の超ミッションクリティカルな要件に対して斬新な方式を提案し、実現を支援。現在は、ミッションクリティカルデータベースの構築/運用を支援するコンサルタントとして活動中
村方仁[ムラカタヒトシ]
日本オラクル株式会社コンサルティングサービス本部シニアコンサルタント。製品出荷前にOracleデータベースの新機能を調査/評価する部署で2年間Oracle9iと格闘した後、コンサルタントに転向。Oracle9iおよびOracle 10gの導入/チューニング/トラブル対応と、幅広いDBA支援にいそしむ毎日
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