電撃文庫<br> ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)〈2〉

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電撃文庫
ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル)〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048661751
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

十八世紀に発生した謎の巨大生物“蟲”によって大きく変貌した、もうひとつの近代。日本から遠く離れた欧羅巴の地で、その左目に奇妙な“蟲”の力を宿すことになった少年・秋津慧太郎。彼がある日、街で遭遇した「死神」―かの者が狙う「魔本」をめぐり、蟲愛づる魔女アンリ・ファーブルと女騎士クロエ、謎多き少女マルティナまでも巻き込んで、長い長い一日が幕を開ける。最悪の事件の裏に潜む呪わしい因縁は、十字教の総本山にも至る秘密を秘めたもので―まだ見ぬ荒園をめざし、少年と少女は闘う。蟲と恋と蒸気が彩るスチームパンク・ファンタジー、激動の第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コリ

35
青臭くとも、自分の信念を曲げず理不尽に立ち向かう慧太郎が相変わらずカッコいい。敵対勢力にも事情と信念があり、敵であっても「悪」ではないため憎めないのがまた面白い。クロエと二人きりになってる慧太郎を気にしまくってるアンリが可愛い(笑)人の事を難儀だとかいってられるのかねぇ…(笑)アルノーの最期には王道ながらもグッときてしまった。決してハッピーではないけれど救いがあって本当に良かった。色々気になる伏線が出てきて今後の展開が楽しみで仕方ない。これは続いて欲しいなぁ。2013/12/31

まりも

29
主人公たちの青臭さが良い。敵もただの悪役として終わるのではなく確固たる信念とそれまでの重い道のりがあるので物語を更に引き締めてくれますね。世界は残酷で「正しさ」を求めるためには相当な苦痛があるけど生きて戦いその先にある「楽園」のために少しずつ成長する慧太郎がかっこいい。シリアス要素が多い分女装ネタを活かしたラブコメ展開は読んでいてほっとします。お風呂で気づかれたのかなと思ったら予想通り気づかれてたんか笑 3巻も発売されるみたいだしこれからもこのシリーズは楽しみだ。2013/12/15

リプトン

28
ページ数も400ページ近くあり、情報量も多く中身も詰まっていて読み応えがありました。敵側もそれぞれの信念やそれまでの背景がありただ悪とはいえず、主人公側も正義とはなにか、正しさと理想と現実、自分の信念と真っ直ぐに向き合っていて色々考えさせられます。敵味方関係なくどのキャラにもスポットが当たり想いなどが伝わるので登場人物達それぞれに魅力を感じられます。あと、状況的にラブコメはもちろん百合も楽しめるのもいい。今巻でクロエやマルティナに焦点があたり主人公側のメンバーも出揃ってきたと思うので次巻も楽しみです。2014/01/10

METHIE

25
敵の死に対して迂闊にも涙、少年少女の戦いや成長や挫折を描いていて好感が持てる。2014/06/18

T.Y.

25
街に聞こえる死神と魔本の噂、そして蟲と裸蟲の正体に関する秘密、そこに関わってくるバチカン――自分の「救い」を押し付けるのは暴力的だが、本人に選択を迫るのも時に残酷。しかも人は必ずしも最善を選べない。それでも正しさを求めて生きることの意義。来世の救済を求める歪んだ信仰と、地上の楽園を求めて、明日死のうとも今を生きて足掻く者の対比の物語でもあった。そして今回はアンリと友達になろうとする級長のクロエと、謎の多い眼鏡っ娘マルティナが活躍。毎回、一番泣かせるのはゲスト男性キャラ、今回はアルノー氏。2013/12/14

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