出版社内容情報
親が亡くなったあと、子どもにはたくさんの手続きが待っています。しかし、日本では親子で生死について話し合う家庭が少ないため、相続手続きの書類を〝家探し〟する子どもが多く、すべての手続きを終えるのに半年以上かかった……というような話をよく聞きます。そんな家探しを防ぐべく、親子で情報を共有するノートをつくりました。親が書くのではなく、子どもが親の情報や思いを取材しながら書くノートです。
相続とは、資産を受け継ぐだけではありません。親の荷物、親が培ってきた経験や思いも、子どもが受け継ぐことになります。このノートは、親が元気なあいだに、子どもが親の情報と思いをじゅうぶんに書きこめるようになっています。
要介護認定の最初の段階である「要支援1」の認定を受けたときは、手指が動きにくくなっている人もいます。当事者は大声で言わないかもしれませんが「要支援1」の数か月前から、体が以前のようには動かなくなっているはずです。そういう人に「エンディングノートを自分で書いてくれ」と言って渡しても、なかなか難しいでしょう。ぜひ介護の認定を受ける前に、このノートを使って、親子での情報共有・終活に役立てていただければと思います。
内容説明
親子で情報を共有して、親子のきずなを深めるためのノートです!使い方&書き方の解説つき。資産の少ない人にも多発している相続トラブルを予防できる!自分が将来、相続税を支払うかどうか、試算できる!親の気持ちを記録にのこすことができる!
目次
1 これまでのこと(基本情報;公的証明書・本籍地;かかりつけ医と介護サービス ほか)
2 これからのこと(お墓・納骨について;お墓・納骨;家系図について ほか)
3 伝えたい気持ちと思い(伝えたい気持ちと思い;家族・親族へのメッセージ;友人・知人へのメッセージ ほか)
著者等紹介
曽根惠子[ソネケイコ]
相続実務士。一般社団法人相続実務協会代表理事。株式会社夢相続代表取締役。公認不動産コンサルティングマスター相続対策専門士。京都府生まれ。京都府立大学女子短期大学部卒業後、株式会社PHP研究所に勤務。1987年、不動産会社を設立し、相続コーディネート業務を開始。日本初の相続実務士として約1万5000件の相続相談を解決に導く。感情面・経済面に配慮した“オーダーメード相続”を提唱し、「家族の絆と財産を守るほほえみ相続」をサポートしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。