江戸の植物図譜―花から知る江戸時代人の四季

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江戸の植物図譜―花から知る江戸時代人の四季

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  • サイズ B5判/ページ数 224p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784798063362
  • NDC分類 472.1
  • Cコード C0640

出版社内容情報

幕府の旗本で本草画家でもあった毛利梅園。
梅園は生涯を通じて多くの植物を描いた。
それは、彼にとってのライフワークのようなもの。
本書は、毛利梅園が描いた身近な花々を通して
江戸時代人が感じていた季節感をお伝えするもの。
江戸の四季を実感としてイメージしてもらえると幸いである。

目次

第1章 毛利梅園の花たち(『梅園草木花譜』と、そこに収録された草花;作者、毛利梅園とは? ほか)
第2章 春(梅園草木花譜 春之部;梅桃桜李 ほか)
第3章 夏その一(梅園草木花譜 夏之部その一;江戸の人々の生活に役立った植物 ほか)
第4章 夏その二(梅園草木花譜 夏之部その二;キク科 ほか)
第5章 秋(梅園草木花譜 秋之部;江戸の人々の生活に役立った植物 ほか)
第6章 冬(梅園草木花譜 冬之部;冬の花々)

著者等紹介

細川博昭[ホソカワヒロアキ]
作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、生き物文化誌学会ほか所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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猿田彦

7
江戸旗本、毛利梅園の江戸植物図鑑。緻密で正確な植物図鑑を見ることで江戸時代の人と同じ植物を見ることができるのは幸せなことだ。奈良時代の花見は梅、平安期以降サクラに移行したとあり、今の私たちと同じように花を楽む情景を想像するだけで楽しい。また、気に入った野草を摘んできて敷地内に植えたり、今の我々と違わぬ生活があったと知ることができる文化誌でもある。ボタニカルアートと違い、中国由来の本草画なので、厚みや光沢のある葉などを立体的に書いていないが何の植物か十分判明できる。2021/04/20

遠い日

6
サブタイトルにあるように、「花から知る江戸時代人の四季」を感じられる構成です。毛利梅園の、植物図譜。精緻な筆遣いの植物図鑑。17冊に分けて編まれた江戸の植物たち。美しく可憐な花々に、江戸の人々も心傾け、愛でたと思えば、何やら時空を超えて繋がり合えたような気がします。2022/05/17

蘇芳

1
購入予定。品種別に細かく載っていて見応えあり。もう少し大きい画像でも見てみたい。2021/03/30

Go Extreme

1
毛利梅園の花たち:本草学者にとっての植物、毛利梅園にとっての花 輸入された植物 春:梅園草木花譜 梅桃桜李 ツバキ・ボタン・モクレン 春の庭の花木 樹木の花 庭の草花 野山の草花 夏:アヤメ・ボタン・バラ・ユリ・ラン・キンボウゲ・ユキノシタ・キジカクシ 海辺・水辺・道程の草花 穀類 豆類 秋:生活に役立った植物 アオイ 庭のキク 野山の草花 野のマメ科・キク科 水辺・海辺の植物 穀類・野菜類 冬:冬の花々2021/02/28

kaz

0
秀和システムの本ということで少し軽く見ていたが、江戸時代の本草画家の多様な絵が紹介されており、なかなかのもの。草花に対するもともとの知識がないためパラパラと眺めるだけに終わったが、もう少し花の名前を覚えていたら、もっと楽しめたのではないか。図書館の内容紹介は『江戸の本草画家・毛利梅園の「草木花譜」の絵を、オリジナルの分類に沿って春夏秋冬の順に並べ直し、解説を加えて紹介。「草花」を通して江戸時代をより深く知り、愉しむための一冊』。 2021/03/09

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