インターナショナル新書<br> 味なニッポン戦後史

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インターナショナル新書
味なニッポン戦後史

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681406
  • NDC分類 588.6
  • Cコード C0277

出版社内容情報

なぜ、「味の素」論争は繰り返されるのか。
いつから「甘くなくておいしい」と言われ始めたのか。
「若者のビール離れ」は本当か。
基本五味(うま味、塩味、甘味、酸味、苦味)に辛味、第六の味覚と目される脂肪味という7つの味から読み解く異色の戦後史。
食糧難から高度成長、バブル崩壊、格差の拡大へ――。世相とともに嗜好もまた変わっていった。
味覚の変遷をたどれば、戦後ニッポンの新たな歴史が見えてくる!

●通説・神話・常識を問い直す“味な事実”の数々!
【うま味】合わせだしは和食の伝統なのか?
【塩味】塩の種類がスーパーで急増の裏側
【甘味】ゼロカロリー飲料と甘い野菜のトレードオフ
【酸味】健康プレッシャーと「飲む酢」の人気
【苦味】日本のビールとコーヒーは「大人の味」か?
【辛味】新人類が引き起こした80年代激辛バブル
【脂肪味】バターvs.マーガリン「体に悪い」のはどっち?

【著者プロフィール】
澁川祐子(しぶかわ・ゆうこ)
1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆。著書に『オムライスの秘密 メロンパンの謎 人気メニュー誕生ものがたり』(新潮文庫)。編著に『スリップウェア』(誠文堂新光社)。企画・構成に山本彩香著『にちにいまし ちょっといい明日をつくる琉球料理と沖縄の言葉』(文藝春秋)。

内容説明

塩味、甘味、酸味、苦味に続く第五の味覚「うま味」は日本で発見された。かつお節や昆布のうま味を抽出した「だし」は和食の伝統とされ、今や「UMAMI」は世界共通語になっている。しかし、うま味の発見者が開発した「味の素」は、なぜ国民から敬遠されたのか?食糧難から高度成長、バブル崩壊、格差の拡大へ―。世相とともに日本人の味の嗜好も揺れ動いてきた。基本五味に辛味、脂肪味を加えた味覚の変遷をたどれば、新たな「戦後ニッポン」が見えてくる!

目次

第1章 “うま味”「味の素」論争と「だし」神話
第2章 “塩味”「自然塩」幻想と「減塩」圧力
第3章 “甘味”甘くておいしい、甘くなくておいしい
第4章 “酸味”酢に忍び寄るフードファディズム
第5章 “苦味”日本のビールとコーヒーは「大人の味」か
第6章 “辛味”引いては熱くなる激辛ブーム
第7章 “脂肪味”「体にいい油・悪い油」の迷宮

著者等紹介

澁川祐子[シブカワユウコ]
ライター。1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

28
味覚の変遷をたどれば新たな「戦後ニッポン」が見えてくる。基本五味に辛味、第六の味覚と目される脂肪味を加えた7つの味から読み解く異色の戦後史。レシピから消えた化学調味料とSNSで蘇った味の素、専売になっていた塩の「天然塩」「化学塩」論争と減塩圧力、甘さ控えめへの転換とゼロカロリーへ、欠かせないのに敬遠される酸味、苦くなるチョコレートやビール、引いては熱くなる激辛ブーム、油を食べようから控えようへの転換など、戦後の世相の変化とともに日本人の味の流行り廃りだったり、嗜好も変わっていたのが伺えて興味深かったです。2024/04/26

志村真幸

2
 本書は、近現代の日本において、味や食材についての評価が「激変」してきた歴史を説き明かそうとした内容だ。たとえば、味の素は食卓に必須だったのが、害があるという(誤った)報告が出たりしたことで一気に評判が悪くなり、姿を消した。しかし、近年では使う料理人も増えているという。  ほかにも、塩の専売と自然塩、砂糖とゼロカロリー、飲む酢、コーヒーに砂糖を入れるか否か、激辛といったテーマがとりあげられていく。  日本人の味の感性が、幾度となく変わってきたことに驚かされる。しかも、一方向的な変化ではない点がおもしろい。2024/04/06

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