インターナショナル新書<br> デジタル時代の恐竜学

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インターナショナル新書
デジタル時代の恐竜学

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681383
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C0245

出版社内容情報

新発見が続出中!
CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント…デジタルの力で、化石に残された謎を読み解く!
この20年間で恐竜学の研究は、デジタル機器の活用により大きく様変わりしました。そのトップランナーである福井県立恐竜博物館研究員・河部壮一郎は、どのような研究の日々を送ってきたのか? 若き研究者の奮闘と成長、そして恐竜研究の最前線をご紹介。

●岩石に埋まって見えない化石を透視?
●ティラノサウルスは実は繊細?
●ペンギンモドキが「モドキ」じゃない?
●3Dプリンターで全身骨格標本をつくる
●新種フクイベナートルは鼻が利く?…など

【目次より抜粋】
第1章 奇妙な新種恐竜「フクイベナートル」との邂逅
福井県で見つかった新種/CTスキャンとの出会い/鳥類の研究から恐竜の道へ/三次元データ作成へ/新種の恐竜「フクイベナートル」の誕生
第2章 コロナ禍と「フクイベナートル」のその後
「分岐図」のどこに入るのか/全身CTスキャン/膨大なCT画像を手作業で/鼻が利く俊敏な恐竜
第3章 「ネオベナートル」のデジタルデータ作成奮闘記
恐竜化石を借りる/秘策はデジタルデータからのレプリカ作製/フォトグラメトリ/どこかの骨が外されていた
第4章 生ける恐竜「ニワトリ」の脳の成長を観察する
鳥は恐竜!?/生きたままで脳を調べるには?/MRIとは/ヒナを育てながら実験/恐竜の脳の成長も見えてくる
第5章 原始的な鳥類化石「フクイプテリクス」
岩石から取り出せない化石/数万枚の画像から骨を取り出す/新種絶滅鳥類の発見/デジタルデータで展示も変わる
第6章 恐竜の「失われたクチバシ」を作り出す
この世に存在しない生物の形?/理論形態で思考を巡らす/残らなかった軟組織をシミュレーション/恐竜のクチバシの大きさ
第7章 「ペンギンモドキ」はペンギンか?
化石動物ペンギンモドキ/ペンギンモドキの脳が見たい/結果は満足、でも数値化するのが面倒くさい/後日譚――藍島へ
第8章 繊細な暴君ティラノサウルス
ティラノサウルスは特異な恐竜/下顎の中にある神経を見たい/CTスキャンはつらい/下顎の中に張り巡らされた神経/ティラノサウルスの繊細な顎先
第9章 絶滅した奇獣「パレオパラドキシア」をデジタル復元
瑞浪市は化石の宝庫/新パレオパラドキシア標本/内部構造を見る/全身骨格をデジタルで復元

【著者略歴】
河部壮一郎(かわべ・そういちろう)
古生物学者。福井県立大学恐竜学研究所准教授。福井県立恐竜博物館研究員。1985年、愛媛県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は脊椎動物の比較形態学。特に、鳥類を含む恐竜や哺乳類の脳形態について。

内容説明

新発見が続出中!CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント―デジタルの力で、化石に残された謎を読み解く!この20年間で恐竜学の研究は、デジタル機器の活用により大きく様変わりした。そのトップランナーは、いったいどのような研究の日々を送っているのか。岩石に埋まって見えない化石を透視?ティラノサウルスが実は繊細?3Dプリンターで全身骨格標本をつくるなど、恐竜研究の最前線を紹介する。

目次

第1章 奇妙な新種恐竜「フクイベナートル」との邂逅
第2章 コロナ禍と「フクイベナートル」のその後
第3章 「ネオベナートル」のデジタルデータ作成奮闘記
第4章 生ける恐竜「ニワトリ」の脳の成長を観察する
第5章 原始的な鳥類「フクイプテリクス」
第6章 恐竜の「失われたクチバシ」を作り出す
第7章 「ペンギンモドキ」はペンギンか?
第8章 繊細な暴君「ティラノサウルス」
第9章 絶滅した奇獣「パレオパラドキシア」をデジタル復元

著者等紹介

河部壮一郎[カワベソウイチロウ]
古生物学者。福井県立大学恐竜学研究所准教授。福井県立恐竜博物館研究員。1985年、愛媛県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は脊椎動物の比較形態学。特に、鳥類を含む恐竜や哺乳類の脳形態について(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

77
GWに家族と行った福井県の恐竜博物館売店にて購入した本。恐竜の発掘や研究というと、手作業でハンマーを持ってという発想はかなり古い遺物である事が分かる本。著者は、福井県立大学恐竜学研究所准教授であるが、CTやMRIや3D技術をPCと共に駆使している事が分かる。それ以上にこれら方法を用いる事によりここまで分かるのものかと驚く。それらがご研究と共にやや平易に書かれている。その意味で我々にも理解し易いし、中高生向けにも良いのではないか。知らぬ世界を垣間見るという読書の一つの愉しみがある本。2024/07/28

たまきら

53
自分が98年ぐらいに恐竜のお仕事をさせてもらったとき、すでにコンピュータを使ったシミュレーションや仮説の計算はされていました。けれども今では化石を破壊せずに内部を撮影できるようになったおかげで、脳の大きさ比較やボーンベッドから切り離せない化石の研究などが可能となっています。きっとこうして本が書かれている間にも新しい技術が確立されていると思います。次はAIとの仮説コラボあたり来そうな気がする…。2024/07/02

えも

28
化石をCTやMRIでスキャンし、骨と周辺の岩石部分をデジタル的にクリーニングして標本化し、3Dプリンタで復元して特性を調べる。例えば頭骨化石からは、脳の形態や、顎周りの血管の多寡が明らかになったりする。かつて趣味で化石採集をしていた身としては、臨場感?を持ってスゲェと感動します▼しかも2022年に瑞浪市釜戸で見つかったパレオパラドキシア全身骨格の復元プロジェクトにも、このデジタル技術が生かされているとは!▼だから、この新書が地元の図書館で目立つように置かれていたんだね。2024/09/01

フク

20
#読了 非破壊での計測技術や3Dプリンタ、シミュレーション技術の進歩による恐竜学の現状を紹介する一冊。 恐竜のことと合わせて恐竜研究の様子が垣間見れて楽しい。しかし、ハイテクな機器を使うためにアナログな工夫を積み重ねる様子は涙なくして読めない。 図書館2024/05/23

nizi

6
福井で発見された化石をCTスキャンを駆使してどのように改名したかという話。普遍的な各国での使用例はほとんど出てこず、著者の経験に終始している。個人の奮闘記として読むと結構面白い。2024/12/06

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