中国残留孤児 70年の孤独

個数:
電子版価格
¥1,683
  • 電子版あり

中国残留孤児 70年の孤独

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文はお受けできません。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673043
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「私は、誰ですか?」──戦後70年、今やすっかり忘れ去られている中国残留孤児。彼らの苦悩は2世、3世の時代になった今も続く。ノンフィクション作家・平井美帆が「戦争」が生んだ傷跡の今を抉る。

内容説明

かつて、日本は戦争をしていた―。戦後70年、今も自分の名前、肉親を探し続けている人々がいる。中国の養父母に育てられ日本に帰国した「残留邦人」たちとその家族たちの物語。哀しくて、強くて、楽しくて、情に厚くてちょっとそっけない…。そんな愛すべき人々のこれまでの道のりを、丹念な取材を通して描くノンフィクション。

目次

第1章 四つ目の名前
第2章 我是淮(私は誰ですか)?
第3章 二世という運命
第4章 広島へ―「秧歌の舞」
第5章 中国残留孤児の家
第6章 日中友好の小学校
第7章 祖国へ
第8章 忘れ去られた日本人
第9章 終わらない旅
エピローグ 孤児の涙

著者等紹介

平井美帆[ヒライミホ]
1971年、大阪府吹田市生まれ。ノンフィクション作家。1993年、南カリフォルニア大学舞台芸術学部卒業。アメリカ在住の頃から現地の情報誌に執筆する傍ら、日本の雑誌に海外ルポを寄稿。2002年に帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makimakimasa

12
御徒町にある「中国残留孤児の家」、そのNPO理事長を務め、国家賠償集団訴訟原告番号1番でもある池田澄江はじめ、戦争に翻弄された孤児や二世達の人生と葛藤にフォーカスした三章までは一気に読ませる。それ以降はNPO主催のツアー同行や、他活動における人間模様の合間に孤児の人生を紹介するので、少し読みにくかった。しかし孤児と区別される残留婦人の運命にも焦点を当てたり、戦後70年という区切りで彼等の今を描いたのは意義がある。特に身元未判明孤児の孤独を思うと胸が痛い。満州逃避行における子殺しと女の提供の話も強烈だった。2024/11/24

itokake

11
1000人を超える中国残留孤児の写真集『私は誰ですか』を見て、彼らのその後が気になった。著者は2世が起こしたバス事件を調べる中で、中国帰国者と関わるようになった。中国で日本鬼子といじめられた人もいれば、いじめと無縁で成長した人もいる。日本に戻ったのはなぜかと問われると、日本は自分の国だからと答える。中国でしっかりした生活基盤があったのに、祖国に帰りたい一心ですべてを捨ててきた。だが2世になるとはっきりと温度差がある。帰ってきた1世たちも行動様式は中国のまま。郷に入れば、という意識はないことが多い。2025/04/15

勝浩1958

11
中国残留孤児に関する本を読むと、どうしてもテレビドラマ『大地の子』を想いだしてしまいました。戦争によってかけがえのない親を兄弟姉妹を祖国を失い、そして過ぎ去った時間は二度と戻ってこない。2015/11/30

お萩

5
仕方がないと諦めることだけが救いになる、それって、なんて苛酷な状況だろう。書かれていることですら私の想像は現実に塵ほども及んでいないだろうと思う。「恥」の意識についてもだけれど、思い出すのも苦しいことが語られ、こうして手を伸ばせば知ることのできる意味をもっと考えたい。無知ではいけない。2016/06/23

Lilas

4
先に『ソ連兵へ差し出された娘たち』を読んで圧倒されたので、こちらも読んでみました。『ソ連兵へ〜』の前編とも言える内容で、こちらも力作。ただ自分が子どもの頃テレビで中国残留孤児の肉親探しのニュースを見て背景を知らず反発を覚えたこともあったので、申し訳ない気持ちでいっぱい。悲しくて涙が出た。 この著者はジェンダー的視点、そして時に自身の感情を明確にあらわすところが特長と感じたが、その按配が良く、大変読みやすかった。2022/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9870198
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品