内容説明
時は遡り「ガイウス裁判」。軍規懈怠の罪状を受けたガイウス。軍人に相応しくないという罪であるが、“紅の大隊長”として勇猛果敢な戦いぶりで知られる彼がどうして訴えられることになったのか。そして裁判の行方は―。首都ローマは騒然となり、訳知り顔の談義やあらぬ噂が飛び交うなか、陰謀の影が見え隠れする。事態は皇族、貴族達を巻き込んで思わぬ方向へ…。ガイウスと許嫁エミリアの出会いが語られる他、ますます複雑さを増していく人間関係にも目が離せない、歴史スペクタクル第二弾。
著者等紹介
榊原剛[サカキバラツヨシ]
1973年東京生まれ。歴史好きが昂じて大学卒業後、海外へ留学。アメリカのコロラド州立大学史学部卒業、イギリスのサセックス大学・大学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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