内容説明
「科学」と「哲学」と「宗教」―科学と人間と神の関係。二十数年にわたる思索の生活の中で、常に傍らにあり、自らに投げかけ続けてきたその問い。科学の学徒であり、信仰者でもある著者が、その思索のあしあととしてまとめたこの一冊。それはたったひとりの「私」の思いであると同時に、すべての「人々」の心の深遠に偏在する疑問への答えでもあるのかもしれない…。
目次
第１章 科学・哲学・宗教
第２章 時間について
第３章 キリスト教について
第４章 科学について
第５章 実験室から
第６章 喜悦について
第７章 人間について
付記１ 日常生活についてのプロポ
付記２ 書簡に見るデカルトの思想
付記３ デカルトの「情念論」における“ｅｓｐｒｉｔ”という言葉
付記４ 「哲学原理」の序に見られるデカルトの知恵の概念
著者等紹介
角谷まゆみ［スミヤマユミ］
１９４８年生まれ。広島県出身、東京都在住。７６年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了（動物発生学専攻）。その後、上智大学生命科学研究所勤務、東京大学大学院理学系研究科研究生などを経て、２０年以上にわたる思索の中で、自らに問い続け書き記した文章をまとめた『思索私記』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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