内容説明
『命があるいている…』幾人かの垂乳根の母と乳房をもったわたしは想う。『宇宙の目が見つめている』『ここにも命がいる』と―。この世に出てくる著者の胎児。病院で“もの”として扱われて、それでも成長していく我が子への尊さを知る。二十一年後に『生んでくれて、ありがとう』と言われるまでの著者の心の軌跡をたどる感動のエッセイ。
目次
出産(ひとりの部屋;にぎやかな中で)
仕事(ひとりから;かかわりの中で)
骨折
塾
メール
たらちねの
著者等紹介
水谷恵子[ミズタニケイコ]
1954年、滋賀県生まれ。養護学校、小学校、中学校に勤務した。現在、岐阜県各務原市に在住
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