内容説明
幼少時代から魚にはまってしまい、魚に遊んでもらった男の魚との“交遊録”であり、大好きな魚への“賛歌”である。川の鮎・鯉・鯰から親睨。海の曲者皮剥から可憐な鱚。馴染みの鰺・鯖から大洋を駆ける鮪や鰹たち…。そして人間の都合で連れて来られた外国生まれの紅鱒やブラックバスたち。ここに二百種以上が勢揃いした。
目次
悔しい餌盗人
外道たち
“刷り込み”された!
幼なじみ
『金魚撩乱』
ゆたかな南半球の海
身近な付き合い
『流れ藻』
『サーカス水族館』
物騒な連中
凶器持ち
世にも奇っ怪な
不器量といわれても
かわいい系
白魚の如き
おしゃれな仲間
赤いドレスがよく似合う
からすみ親子
紀州のサンマ
なんたって鰹と鮪
日本に居座った客人
著者等紹介
坂井昌彦[サカイマサヒコ]
1931年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社編集部を経てフリーランスエディター・ライター。日本近世の名著の復刻再編成に携り、その現代語訳著多数。大宅壮一『東京マスコミ塾』第1期生。日本テニス協会公認指導員、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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