出版社内容情報
1980年代のイタリアを巡り、圧倒的な存在感とともに心に迫る美術作品の数々から、人類の創造の力強さを見つめた名エッセイ。
世界的な免疫学者として活躍する中、忙しい日々の合間をぬって訪れた1980年代のイタリア。初夏のパードヴァを巡り、礼拝堂の美しさに魅せられ、エトリルアの壁画から、古の人々の洗練された美意識に触れ、シチリアにそびえる神殿の荘厳さに、言葉を奪われる。圧倒的な存在感とともに心に迫る美術作品の数々に出会い、科学者の目から人類の歴史の美しさを見つめた名エッセイ。
内容説明
世界的な免疫学者として活躍する中忙しい日々の合間をぬって訪れたイタリア。初夏のパードヴァを巡り、礼拝堂のフレスコ画の美しさに魅せられ、シチリアにそびえる神殿の荘厳さに、言葉を奪われる。ペルージア、ナポリ、エトルリア、サルジニア―。イタリアに残る圧倒的な存在感とともに心に迫る美術作品の数数に出会い、科学者の目から人類の歴史の美しさを見つめた好エッセイ。
目次
葉うらのそよぎ
古寺点描
ピエロ・デラ・フランチェスカの旅
サヴォナローラの旅
ナポリの光と影
南へ―ポンペイからコスタ・アマルフィターナへ
神々の園―パエストウム
リアーチェの戦士
失われた心への旅
時の流れへの旅
エトルリアへの旅
サルジニアの秋―跋にかえて
著者等紹介
多田富雄[タダトミオ]
1934‐2010。茨城県生れ。千葉大学医学部卒。東京大学名誉教授、免疫学者。1971(昭和46)年に、免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞を発見し、世界の免疫学界に大きな影響を与えた。野口英世記念医学賞、朝日賞、エミール・フォン・ベーリング賞など受賞多数。’84年、文化功労者に選ばれる。能への造詣が深く、新作能も手がけた。著書に『免疫の意味論』(大佛次郎賞)『生命の意味論』『独酌余滴』(日本エッセイスト・クラブ賞)『寡黙なる巨人』(小林秀雄賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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