内容説明
ワッハワッハハイの話をしよう。ワッハワッハハイは人間である。ワッハワッハハイは男である。年は、5さいより上、15さいより下である。きみが、きょねんこの本を読んでたら、ワッハワッハハイは5さいだった。ことし読んでるとすると6さい、来年読むとすると7さい、さらいねん読むとすると8さい…というぐあいだ。だから、9年いじょうたってからこの本をよまないでくれたまえ。ナンセンス絵本。
目次
ひげをはやしていないワッハワッハハイ
ワッハワッハハイさか道のぼうけん
未来のとらとワッハワッハハイ
ワッハワッハハイのコマーシャル
ワッハワッハハイときれいなオフィス
ワッハワッハハイについてしつもんと答え
ワッハワッハハイとむぎわらぼうし
ワッハワッハハイのメモちょう
“なに”をさがすワッハワッハハイ
どろぼうのおやぶんのそれから〔ほか〕
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京に生まれる。詩人。詩作のほか、戯曲、テレビアニメ「鉄腕アトム」の主題歌の作詞、記録映画制作、絵本・童話の創作、絵本の翻訳など、さまざまな分野で活躍している。詩集『日々の地図』で読売文学賞、翻訳『マザーグースのうた』で日本翻訳文化賞を受賞
和田誠[ワダマコト]
1936年、大阪に生まれる。グラフィックデザイナー、イラストレーター、映画監督。1974年講談社出版文化賞(ブックデザイン部門)、1997年毎日デザイン賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
マージの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
37
ワッハ ワッハハイの話をしよう。ワッハ ワッハハイは人間である。年は、五さいより上、十五さいより下である。… ■これ好き〜♪ 谷川俊太郎さんのとぼけた童話に、和田誠さんの 更にすっとぼけた絵。小学生の頃に読みたかったなぁ。■レトロフューチャーな感じとか異国幻想っぽい所もあって、確かに地球に住む人間の男の子なのに、どこか異次元な感じがするのも楽しくて。■そこいら辺からひょっこり現れそうな男の子 、ワッハ ワッハハイとは友達になれそうです ( ' ᵕ ' ) (1971年。2005年 再刊)(→続2019/10/24
ラグエル
9
脱線して帰ってこないとか、後日譚があるとか、ぼくはすきだし、よくわかる。家内は疲れた、って言ってる。それもわかる。2015/12/13
織沢
3
ワッハ ワッハハイに再会した。元気そうで何より。2024/12/09
umico
3
誰かの本で紹介されてて、読みたいと思ったその日に行った絵本の古本屋さんで出会った。運命ってあると思った。ワッハワッハハイのトピスカ語。とらは以前にじますで、その前はくるみの実で、その前はゴミだった。未来のとら。ワッハワッハハイのすきなものは、シンフォニー第8番とはにわとれいとうみかんって。<なに>を探す旅。すき。和田誠と谷川俊太郎のタッグは最強。家宝にしよ。2020/03/22
timeturner
3
あっは、あっははい、と笑ったぜ。いやあ、頭からしっぽまでふざけててくだらないところが最高。和田誠さんの絵が援護射撃してるし。2014/05/27