母への100の質問状

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母への100の質問状

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797390254
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

お母さんの人生をあなたは知っていますか?3度の離婚。離ればなれになった家族。4人の父親。
50歳になった息子が、ずっと聞くことができなかった母の思いと人生を問う。

ドラマ『コドモ警察』『深夜食堂』のプロデューサー森谷雄。
初めて自分のこどもが産まれたとき、森谷は「母への100の質問状」を送ることを思いつく。
「母と息子の人生の公約数に自分自身の未来を見出せるかもしれない」

父親となったからこそ聞きたい、母の人生と思い。
どんな気持ちで僕を育てたのか。
家族が離ればなれになったとき、母は何を思っていたのか。
不器用な母と息子だからこそ聞けなかった思いが、少しずつ解き明かされていく……。

★★★

森谷雄氏のお母様の人生は、当時とても先進的なものでした。
シングルマザーとして強く生き、また、恋多き女性として人生を前向きに切り開いていきます。

森谷氏だけでなく、実は多くの人が知らずに生きている「母の人生」。
知っているようで何も知らなかった、ということに気づかされます。
この本が読まれることで、母と子のコミュニケーションが生まれ、母たちの人生にスポットライトが当たっていくはずです。

ドラマプロデューサーの著書ということで、ドラマ化など映像化も期待できる作品です。
「家族の絆」の価値を見直す動きも盛んないまだからこそ読みたい、感動の1冊です。

『母と息子のラブレター?100の質問状?』

プロローグ

僕が生まれる前の母
僕が生まれた時の母?最初の父
対面
父の浮気
母さんが離婚した時
入園
2番目の父→謎の記憶
離ればなれの日々
予兆
一緒に暮らすことになって
3番目の父と苦労の日々
転校を繰り返した僕
高校受験と同時の離婚
4番目の父
パトカーの記憶
受験
上京
それぞれの出発?段ボール箱の中の優しさ
母と僕を引き寄せる力
払えない学費
卒業
家族がまた離れていくこと
僕の就職と弟の渡米
結婚式→スピーチの感動
初孫→おばあちゃんになった母
独立
親孝行と田舎の店→やっと出来る親孝行と騙されたこと
1000万という親子間の借金
会えない二年間→また会えない日々
第二子誕生→会えるきっかけ
再会
父としての僕
母の危篤?母子間の信じる心?
50歳の僕。70歳の母。
母と僕の未来

エピローグ

【質問例】
・ぼくが生まれる前、あなたはどんな青春を送っていましたか?
・父さんとはどんなふうに出会い、結婚したのですか?
・ぼくが生まれたとき、どんな気持ちでしたか?
・赤ちゃんのぼくは、あなたにとってどんな存在でしたか?
・あなたは、ぼくの父さんを愛していましたか?
・子どもがいたのに、あなたはなぜ離婚を選んだのですか?
・ぼくが進学で故郷を離れ、東京に出たとき、どんな気持ちでしたか?
・大学の学費は迷惑をかけていませんでしたか?
・あの日、あなたは何と戦い、何から逃げていたのですか?
・学費が払えなくなったとき、ぼくに卒業を諦めさせなかったのはなぜですか?
・ぼくが大学を卒業できたときは、どんな気持ちでしたか?
・あなたにとって息子が社会に出るということはどんなことでしたか?
・ぼくの仕事についてどう思っていましたか?
・ぼくが結婚したとき、どんな気持ちでしたか?
・ぼくに娘が生まれたとき、祖母になったとき、どんな気持ちでしたか?
・ぼくが離婚について相談をしたとき、否定したのはなぜですか?
・ぼくが会社をやめて、独立するとき、どう思いましたか?
・ぼくから借金をすることについて、どう思いましたか?
・借金が返せなくなったことで、ぼくと会えない間、あなたはどんな思いでしたか?
・ぼくに息子ができたとき、どんな気持ちでしたか?
・震災が起きたとき、ぼくが家族と一緒に会いに行ったこと、憶えていますか?
・父親がいないぼくにとっては、親はあなただけです。そのことをどう思っていますか?
・ぼくは50歳になりました。息子が半世紀生きたことについてどんな気持ちですか?
・70歳になった今、自分の人生を振り返って、どんな気持ちですか?
・あなたは今、幸せですか?

森谷 雄[モリヤ タケシ]
一九六六年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。制作会社でヒットメーカー・大多亮氏に師事し、数多くの連続ドラマ・映画をプロデュース。その後、映像制作を手がける株式会社アット・ムービー代表取締役プロデューサーとして独立。代表作に連続ドラマ『33分探偵』『天体観測』『東京湾景』(フジテレビ系)、『ザ・クイズショウ』(日本テレビ系)、『深夜食堂』(毎日放送)、『コドモ警察』(毎日放送)、『女くどき飯』(毎日放送)、『限界集落株式会社』(NHK)、映画『シムソンズ』『Littte DJ』『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』『しあわせのパン』など多数。

内容説明

繰り返される離婚、離れ離れになった家族、4人の父親…。50歳になった息子が母の想いと人生を問う100通の書簡劇。

目次

「対面」
「入園」
「予兆」
「妻の不在=母の不在」
「発病」
「家族の意味」

著者等紹介

森谷雄[モリヤタケシ]
1966年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。フジテレビにて大多亮氏に師事し、数多くの連続ドラマをプロデュース。その後、ドラマ・映画の企画・制作を手がける株式会社アットムービーを設立。代表作に連続ドラマ「天体観測」他多数。2014年、映画『サムライフ』で映画監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

涼子

1
ある家族の歴史としてしか読めなかった。それはたぶん、自分の母の方が辛い人生を歩んできたと思うからだろう。今母に幸せかと尋ねたらきっと幸せだと言うだろうな、そして私が訊かれたらやっぱり幸せだと答えるだろうな、と考えるきっかけにはなった。2017/07/20

そふと

1
感動した。私も2ヶ月前に母親を亡くして「家族とは何か」を考えてたから、読んでいて感情移入してしまって泣きそうでした。2017/06/21

ねこ@にゃーにゃー

0
母親の波瀾万丈の人生。振り返るとそう言えるかもしれない。その時は、考える暇も、こころの余裕もなかったのでは?質問者より弟の方が遠くへ行くだろうと思っていた母、弟は母から離れないと思っていた兄。母はよく見ている。 違和感を感じたのは、「男の子」が生まれたときに「男親が男の子にどう接していくべきか?」と問うていること。とうに娘さんがいるのに娘のときには何も思わなかったのかしら?父親って娘にとって最初に接する異性なんだけどな。 人生ってこういうのを膨らませるとフィクションが出来上がるのかな。電子書籍版 2020/07/06

0
親子といえど、話さなきゃ分からないし聞かなきゃわからない。 自分の親とかに聞いてみるとどんなことが出てくるのかなぁ…2019/01/23

Moja

0
最近は友達のような親子もいるというけれど、親子で面と向かって、話すのはどこか恥ずかしい気がしてしまう。それが、母の女の部分や、父の男の部分だったり、自分が生まれたときのことだったりしたら、尚更じゃないだろうか。「ああ、自分の知らない両親がいるんだ」「親だって、完璧じゃない」「ずっと一緒にいられるわけじゃない」。生きているうちじゃないと、聞けないことがある。話せないことがある。当たり前だけど。実践するのは難しいけど……そんなことに気付かされた一冊。

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