集英社オレンジ文庫 ストロベリアル・デリバリー―ぼくとお荷物少女の配達記

織川 制吾【著】

集英社（2015/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086800440
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

イットは預かった荷物を届ける配達人。同伴する少女イソラと愛車のダットサンに乗り込み、旅を続けている。彼らが出会う、どこか奇妙な街や人々とは……? ちょっと不思議なロードノベル。

内容説明

配達人のイットは今日も真っ赤な愛車「ダットサン」にお荷物少女のイソラと荷物を乗せてひた走る。イットが運ぶ荷物の届け先はいつもどこか風変わり。千人以上の人が住む家や辺鄙な土地に暮らす謎の一家など、一筋縄ではいかない彼らの頼みにイットはなぜか巻き込まれて…！？荷物にまつわる、ちょっと不思議な人々と、二人の日常を描く新感覚配達人ストーリー。

著者等紹介

織川制吾［オリカワセイゴ］
広島県出身。てにをは名義で執筆・楽曲制作を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐島楓]

メインはファンタジー。ただ登場人物の描写が空回りしている感があってどうにもなじめなかった。

2015/12/27

[よっち]

「ストレベリアル・デリバリー」の配達人イットとお荷物少女イソラが、真っ赤な愛車「ダットサン」に依頼された荷物を乗せ、届けに行った先でいろいろな騒動に巻き込まれる配達人ストーリー。ひょうひょうとしていてどこか鈍感なイットと不思議少女イソラのコンビが繰り広げる冗談交じりの軽妙なトークと、行く先々で遭遇するちょっと変わった突っ込みどころの多いお話の数々がうまく噛み合ったとても可愛くて楽しい物語でした。個人的には竜の嫁に転落生活が好みでしたが、ラジオ投稿までしたイソラの想いの行方も気になりますし、是非続編に期待。

2015/11/04

[Yobata]

真っ赤な愛車,ダットサンにイソラを乗せて荷物で配達をするストレベリアル・デリバリーの配達人イット。配達先で荷物を待つ人はみんなそれぞれの事情を持ち、不思議な出会いをする…。イットとイソラの軽くギャグやラブコメが入ったやり取りの軽快さや受取人達の不思議な力に対して考えさせられたり,心優しくなれたりとテンポよく進んで面白かった。配達人としての役割も充分に生かしきれてたね。一つの街を形成する二人,一日が一生の人物,奇妙な格好の軍人達,竜の嫁に転落生活の5話。街を内包する二人は主人格の夫婦の結婚式を→

2015/10/23

[くろねこ]

不思議な世界観と可愛い2人の主役とファンタジーと現実の合間で構成された作品、、面白かった♬ 他の作品も出たらゼヒ読みたい♡ 追いたい作家さん(´◡︎`♥︎) ちなみに崖の途中で暮らす閑話が1番好きだった。。

2016/06/16

[とめこ]

この本めっちゃ好きだ。配達人のイットとお荷物少女イソラが配達先で出会う不思議な人々と２人の日常を描いた連作短編集。題名とあらすじでファンタジーだと思ってたら、舞台が日本で驚いたし、けっこうシュールだったりギャグ方面に全振りしてたりノリが軽くて良い意味で予想を裏切られた作品でした。好みど真ん中である。「思いがけない寄り道」と「真面目なやつほど夢を見る」のあまりの馬鹿馬鹿しさにはめちゃくちゃ笑ったｗ「昨日の私によろしくと」の雰囲気も好き。イットとイソラのやり取りはかわいくて和みます。２巻凄く読みたい。

2015/10/22