「無」の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797377019
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「無」は、大きな驚きと可能性に満ちている

ビッグバン、真空、プラセボ、絶対零度、0……
イアン・スチュアート、マーカス・チャウンなど、英米の第一線の科学者とサイエンスライターが、最新の知見を基に、、「無」の力と可能性を解き明かす科学ノンフィクション。
かつて「(無)Nothin」という概念は、あまりに簡単で当たり前のものだったため、私たちは「空」や「非存在」の大きな可能性について気づいていませんでした。しかし、一部の科学者たちは、この数世紀の間に、それが世界を理解する上でとても重要な概念であることを明らかにしてきました。
絶対零度、偽薬(プラセボ)、閃き、超伝導、真空、ダークエネルギー(暗黒エネルギー)、時間の始原(ビッグバンの前の時間)--これらは、すべて、無という概念の異なる局面です。無の世界は、私たちが近づけば近づくほど大きくなります。なぜ、ある動物たちは、終日何もしないのでしょうか。私たち人間が何も考えていないとき、脳の中では何が起こっているのでしょうか。
イアン・スチュアート、マーカス・チャウン、ポール・デイヴィーズス、マイケル・ブルックス、ナイジェル・ヘンベストなどを含む、英米の第一線の科学者、科学ジャーナリストが、最近の知見を基に、宇宙論や物理学から、数学、脳科学、医学、生物学、心理学までの多岐のジャンルにわたって、「無」が持つ力と可能性を明らかにしています。読者の常識を変える、科学ノンフィクションの傑作です。

目次

はしがき

第一章 始まり
ビッグバン マーカス・チャウン
脳の秘密の生活 ダグラス・フォックス
ゼロからヒーローへ リチャード・ウェッブ
自己治癒 ジョー・マーチャント

第二章 謎
時間が始まったとき ポール・デイヴィーズ
プラセボのパワー マイケル・ブルックス
スペースの無駄遣い? ローラ・スピニー
薄れていく意識 リンダ・ゲッディーズ

第三章 すべてを解き明かす
虚空から現れる パー・エクルンド
何もしないのに忙しい ジョナサン・ナイト
穴の話 リチャード・ウェッブ
空虚へ ナイジェル・ヘンベスト
ゼロ、0、零 イアン・スチュアート

第四章 驚き
真空の荒れ狂う動き ポール・デイヴィーズ
精神が肉体を攻撃するとき ヘレン・ピルチャー
天空の地下鉄に乗る イアン・スチュアート
詰まった真空 デイヴィッド・ハリス
どれも無 イアン・スチュアート

第五章 発見の旅路
絶対零度 マイケル・デ・ポデスタ
退屈学――楽しい退屈 ヴァレリー・ジェイミソン
怠け者を働かせる デイヴィッド・E・フィッシャー
目を覚まし、ベッドから出る リック・A・ロヴェット

第六章 結果
体力作りの薬 アンディー・コグラン
スーパー物質の世界 マイケル・ブルックス
宇宙の忘却への道筋 スティーヴン・バタースビー

謝辞
寄稿者について
訳者あとがき
索引

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

17
イギリスの『ニューサイエンティスト』や『ネイチャー』などの科学雑誌の編集経験があるサイエンスライター20人余りの「無」をめぐるエッセイは話題の範囲が広く、最新情報も得られて面白かった。特に、麻酔による意識消失は自分も手術で経験したので興味深く読めた。真空技術による反物質の貯蔵。極低温による絶対零度への挑戦(ゼロにはならないが限りなくゼロに近づく)と超電導体と超流動体、超固体という奇妙なふるまいはボース=アインシュタイン凝固体(BEC)の形成による。プラセボ効果の「悪魔の双子」ノセボ効果は「呪い」の力?2017/10/19

Shinya

14
いろーんな「無」の話。 物理や数学だけでなく、プラセボ効果やナマケモノのような動かない、という話。健康やトランジスタまで出てきます。 興味のあるとこだけ拾い読みするのもいいと思う。 自分はプラセボの話が特に面白かった。2017/08/24

ヘビメタおやじ

9
数学・物理を目当てに買ったのですが、思いの外、医学・脳科学の話が面白かったです。特に、プラセボ効果には驚きました。現象自体は知っていましたが、プラセボと被験者が分かっていても効果が出るとは、どう考えたらよいのでしょう。また、意識を失うことの謎も、面白かったです。麻酔医の素晴らしい技術で自由自在に無意識を作れるのに、そのメカニズムが全く分かっていないとは驚きです。まあ、解明されていれば意識の謎も分かっているということでしょう。ひとつひとつのエピソードが短くて読みやすいです。2015/03/18

kco

7
2019-51。「無」物理的に無いもの、無用と思われてるもの、宇宙は無から始まったのか?色々な「無」についての文章。「無」について考えるのはなんか楽しい。「虚無が近づいてくる」をよく見てたからかな。「2そのものを見せることはできるのか?」なんと!こんな毎日使っていたがこの問い…。「ビッグバンの0.5秒前は存在しない」!!! ノセボ効果=呪い、も興味深かった。「シューマンはガンで死んだのではなく、ガンで死ぬと信じたことで死んだのだ」痩せると信じてジムに行ったら痩せるかなぁ?2019/06/12

【セント】ral_island

7
「無」を共通テーマに、宇宙創世やプラシーボ効果等に迫る科学エッセイ。一貫して難解なテーマが多いものの、そこはエッセイ。柔らかく噛み砕いてくれていて、その不思議さ・面白さに満足。宇宙誕生の0.00~001秒後の出来事は考察されるのに、誕生前について語られないのはなぜ? 宇宙誕生前には時間の概念もないから、そもそも「前」という概念もないんだよ。成程分からん!不思議さに身を委ねよう!2015/02/11

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