数の国のルイス・キャロル

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797348385
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0041

内容説明

『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルは、本名をチャールズ・ドジソンといい、26年間にわたってオックスフォード大学で数学の講師を務めた高名な数学者だった。彼は、どんな数学者で、どんな仕事をしてきたのだろうか。『四色問題』の著者ロビン・ウィルソンが、ルイス・キャロルの生涯と、彼が愛した数の世界(幾何学、代数学、論理学、投票数学、暗号、パラドックス、パズルなど)を軽やかに綴る、出色の数学ドキュメント。貴重な写真と図版を多数収録。

目次

序章 重力もファンタジーのキャラクター仲間
発作1 北の子どもたち
発作2 頭のてっぺんまで勉強漬け
発作3 成功と失敗
発作4 ユークリッドの第二巻には…
発作5 次の本を送って…
発作6 “選挙学”と記憶術
発作7 パズルと問題と逆説
発作8 それが論理というものじゃ
結び 数学とそのあと

著者等紹介

ウィルソン,ロビン[ウィルソン,ロビン][Wilson,Robin]
オープン大学の純粋数学の教授で、ロンドンのグリシャム・カレッジの幾何学の教授(後者はイギリス最古の数学専門講座)。オックスフォードのキーブル・カレッジの数学担当フェローでもある。著書や編集を担当した本は30冊あり、中でも評価の高いのが『四色問題』だ。数学などの難しい問題を分かりやすく説明する能力が優れており、世界中にファンが多い。作品のいくつかは著名な賞を受賞している。60~70年代のイギリスの首相ハロルド・ウィルソンの子息

岩谷宏[イワタニヒロシ]
ロック音楽からパーソナルコンピューティングへ、関心が自然かつ当然に成長した著作家翻訳家。本業は思想家で、自称“人類史上初のコミュニケーション理論研究家”(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

48
内容を大別すると、2つに分けることができる。前半は、『不思議の国のアリス』や、『鏡の国のアリス』、『シルヴィーとブルーノ』の解説で、後半はドジソン(キャロル)の本職、数学教師の半生が描かれている。とくにライフワークとして取り組んだユークリッド幾何学に対する思い入れが感じられる内容だ。また、彼が考案した数字パズル等の紹介がされている。ミリオンセラーになった『不思議の国アリス』を気に入られたビクトリア女王が、彼の他作品を求めたところ、難解なユークリッド幾何学の本を贈呈し、女王が唖然としたエピソードもある。2015/05/22

さきん

14
『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルは、本名をチャールズ・ドジソンといい、26年間にわたってオックスフォード大学で数学の講師を務めた高名な数学者だった。彼は、どんな数学者で、どんな仕事をしてきたのだろうか。『四色問題』の著者ロビン・ウィルソンが、ルイス・キャロルの生涯と、彼が愛した数の世界(幾何学、代数学、論理学、投票数学、暗号、パラドックス、パズルなど)を軽やかに綴る、出色の数学ドキュメント。貴重な写真と図版を多数収録。2016/08/08

FourSeasons

3
面白かった。ドジソンのパズルの本も読んでみようかな。論理学のところ、もうちょっとじっくり読みなおしたい気がする。やっぱり数学面白いね。そこにアリスが関連してくるところがまた好き。2010/11/21

Sugar

3
テニスのトーナメントの組み方,ランキングの話が興味深かった。論理学のところはさっぱりわからなかった。ドジソン先生はすごく回転が速くて頭のいい人だったのだろうと思うけど,わたしには,ついていけなーい!2009/08/06

Maika

2
ルイス・キャロルのユーモアのセンスの良さと数学の面白さが伝わる本。ドジソンの勉強熱心ぶりはすごい。でも頭がカチカチじゃないところが好き。個人的には論理の世界でおこるおかしなことが楽しかった。2011/01/30

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