内容説明
心理学は、人の行動を観察し、行動の理由や原因を分析して心の働きを研究する学問です。要は、心を科学的に研究すること。つまり、自分のことをもっとよく知り、対人関係で多くの問題を回避するのに欠かせない学問なのです。本書では、この心理学の歴史からその種類、そして私たちの身の周りでどのように使われているかを、マンガでおもしろおかしく解説します。
目次
序章 心理学とは?
第1章 自分の知らない本当の自分(深層心理学と性格心理学編)
第2章 人はなぜエレベーターの上を見る?(社会心理学編)
第3章 なぜバーは薄暗いのか?(恋愛心理学編)
第4章 知覚と記憶の不思議(認知心理学編)
第5章 いろいろな心理学(産業、発達、犯罪、色彩心理学など)
第6章 もっと使える心理学(心理学応用編)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
29
時代が変化しているからか、自分が成長したからなのか、新人の社員の仕事への姿勢が低下していると感じるのではないだろうか。 すぐに仕事よりもプライベートを優先させるし、影で努力することもしない。怒るとすぐにやめてしまう。無理もないのは彼らは起こられることがほとんどなく育ってきている。 そんな部下をしっかり伸ばすのは、苦労する。 一般的に人は誉めてやる気を出させる方が良い結果を出しやすい。期待をかけると相手はその期待にこたえようと奮起する。怒って強迫観念を持たせるよりも、効果が得られやすい。これを利用する。2019/06/07
マルレラ
17
心理学の基礎について簡単なまんがを交えて解説した本。 心理学は人の行動の理由や原因を分析して、「心」を科学的に研究する学問である。社会生活では自分を知り、相手の考えを汲み取ることが大事であるが、本書は心理学がそういった円滑なコミュニケーションをとるための手助けとなることを教えてくれます。 内容的に若干易し目ではあったので、分野別に心理学をもう少し深く学んでみたいと思いました。2022/12/13
ひじり☆
7
心理学の大まかな話。アサーションコミュニケーション、相手も自分も大事にしたコミュニケーションをしよう。2016/08/03
4fdo4
7
「マンガ~」とあるが、見開き左は解説文で、右ページだけがマンガの作り。 雑学的に心理学を敷居をなるべく低くしてわかり易く。 *人はなぜエレベータの上を見る *みんな座席の端が好き *なぜバーは薄暗い など できるだけ、内容は薄くならないようにとは書いてあるが、 やはり小学生が読めるぐらい簡単ではある。 そんなわけで、手軽に心理学をどんなもんか覗いてみるには良いのかもしれないが。軽すぎる感は否めない。2016/06/19
はづきち
6
職場の図書館にあったので読んでみました。深層心理学や性格心理学をはじめ、社会心理学、恋愛心理学、認知心理学なと多岐に渡って解説してくれています。しかも日常や仕事で使える心理学的テクニックも紹介していて、今度使ってみようと思いました。そして何よりもマンガに出てくるミホンザルがかわいい(≧∇≦)何度もにやけてしまいました(笑)2014/08/31