内容説明
司法関係者に問いかける真実の重み。性犯罪を直視し、被害者の人権をどう守れるのか。性犯罪が犯罪として適切に扱われない日本の現実。「国際的な観点からの日本女性の地位の低さ」(142か国中104位:GGG2014報告)からは脱却できるか。
目次
第1編 性暴力被害の実態(データからみる性暴力被害の実態―判決で描かれる性暴力被害と実態との乖離;精神科医から見た性暴力被害の実態)
第2編 性暴力被害と刑事裁判(性犯罪捜査の問題点―検察官の経験から;事実認定における経験則とジェンダー・バイアス―2つの最高裁判決の事例を中心に;アメリカにおける性刑法の改革)
第3編 まとめ(日本の法曹に対するジェンダーに関する継続教育の必要性;性犯罪事件の刑事弁護活動)
著者等紹介
角田由紀子[ツノダユキコ]
弁護士(第二東京弁護士会所属)。1967年東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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