内容説明
解釈論・立法論からの提言。
目次
司法権・法律上の争訟概念再考―国と地方公共団体間、地方公共団体間の訴訟は、財産権をめぐる訴訟に限られるのか
理由の差替え・追加、処分の変更、処分の同一性など
行政訴訟の提訴手数料・印紙代は廃止せよ、少なくとも算定不能に
弁護士費用敗訴行政片面的負担の提案
公益訴訟原告勝訴報奨金等の提案
公法上の当事者訴訟における仮処分禁止の違憲性
行政訴訟原告勝訴判決・決定の強制執行
取消判決の拘束力による不整合処分の取消義務に関する一事例―在留期間更新不許可事案について
給付拒否処分取消訴訟を審理する裁判所の審理を尽くす義務―手続上の理由による取消判決に対する勝訴原告の上告却下、あわせて国家賠償の判断回避の違法性
尼崎公害訴訟における和解の評価〔ほか〕
著者等紹介
阿部泰〓[アベヤスタカ]
1942年3月福島市生れ。1960年3月福島県立福島高校卒業。1964年3月東京大学法学部卒業。1964年4月東京大学助手(法学部)。1967年8月神戸大学助教授(法学部)。1972年6月東京大学法学博士(論文博士)。1977年4月神戸大学教授(法学部)。2005年3月神戸大学名誉教授(定年退職)。2005年4月中央大学総合政策学部教授(2012年3月まで)。弁護士(東京弁護士会、2005年より、兵庫県弁護士会、2012年9月より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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