出版社内容情報
元受刑者を雇い入れ、就労支援を行う『職親プロジェクト』に携わることになった著者・草刈健太郎には、大切な妹を殺された悲しい過去があった。社会復帰の手助けとはいえ、元受刑者を前に冷静な気持ちでいられるのか、あの地獄のような日々を思い出し、再び犯罪者への憎悪に支配されてしまうのか……。いくつもの葛藤を乗り越えて手にしたものは、殺害された妹から届いた兄の使命だった……。自身に問いかけ続けた、魂に響かせるノンフィクションルポルタージュ!
内容説明
元受刑者を雇い入れ、就労支援を行う『職親プロジェクト』に携わることになった著者には、大切な妹を殺された悲しい過去があった。社会復帰の手助けとはいえ、元受刑者を前に冷静な気持ちでいられるのか、あの地獄のような日々を思い出し、再び犯罪者への憎悪に支配されてしまうのか…。いくつもの葛藤を乗り越えて手にしたものは、殺害された妹から届いた兄の使命だった…。自身に問いかけ続けた、魂に響かせるノンフィクションルポルタージュ。
目次
プロローグ なんで俺が犯罪者の面倒見なあかんねん!
第1章 被害者家族(岸和田に生まれたやんちゃ坊主と未熟児;夢 ほか)
第2章 絶望と生きる(妹からのメッセージ;生ゴミをあさる子どもたち ほか)
第3章 職親プロジェクト(嘘をつく―ヤマモトカズキの場合;移り気―アイバユウジの場合 ほか)
エピローグ 「ありがとうね…」(加害者に全力で愛情を注ぐ理由;妹の声を聞きながら、犯罪者と生きる)
著者等紹介
草刈健太郎[クサカリケンタロウ]
1973年、大阪府岸和田市生まれ。近畿大学法学部卒業。カンサイ建装工業株式会社、日之出塗装工業株式会社、オープンブックマネジメント株式会社の代表取締役として、マンションやビル等の様々な建築物の各種改修工事、新築工事や塗装工事を手掛け、また建設業界へ施工管理者の人材派遣も行っている。企業経営以外にも、日本財団の再犯防止プロジェクト(職親プロジェクト)を立ち上げメンバーとして推進するなど、幅広く社会復帰促進就労支援を実施。刑務所や少年院からの出所者に社会参加や就職機会を提供する公益社団法人OMOIYARIプロジェクトを設立し、その代表理事として就労支援以外にも被災地支援や発展途上国支援など活躍の場は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン