内容説明
地球では…悪の軍団“デストロン”が現れ、ニューヨークは破壊大帝メガトロンとその仲間たちに侵略されていた。正義の戦士“サイバトロン”との戦いについに勝利した彼らは、ニューヨークの住民たちに容赦なく襲いかかる。アメリカ軍はたちまち駆逐され、その脅威が世界中に広がるのも時間の問題だった。惑星セイバートロンでは…一敗地にまみれたサイバトロンの戦士たちが身を隠していた。エネルゴンの蓄えも残り少なく、惑星を徘徊するおぞましい“スワーム”に慄く日々…。固い絆で結ばれたはずの彼らにも、不協和音が広がっていた。だが、まだ望みはあった。地球では、特命を受けた兵士スパイク・ウィトウィッキーが、ニューヨークに残る人々と共に、デストロンへ一矢報いようとしていた。セイバートロンでも、頼もしい仲間が現れ、サイバトロンの戦士たちの心を奮い立たせた。彼らは、もう一度立ち上がることができるのか…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すけきよ
10
やっぱ、オプティマス・プライムじゃなくてコンボイ司令官だよねw2015/04/07
プロムナード
4
迫力があり生き生きとした超ロボット生命体の表現に、最新アメコミの実力を感じた。G1をシリアスに語り直したストーリーも悪くなかったけど、地球での両陣営の戦いが短期間で決着したように見えてしまうのがちょっと残念かな。数百万年前から続く壮大なサーガをもう少し感じさせて欲しかった。それにしても、チャーやサンストリーカーなどシリアス過ぎる設定が重い…。本作に続くRID、MTMTEでこそが新しいトランスフォーマー達の魅力が味わえると思うので、ぜひ邦訳を!2016/11/14
kasukade
3
導入最高★は僕から始まる物語ってなんてかっこいいんだろう。なによりメカをここまでちゃんと描いてるのがスゴイ!アメコミの分業制ならではじゃなかろうか。節々にみえる勇者シリーズのオマージュや大張立ちなどたまらないものがある!話はメインの物語7割ぐらいまではわかりやすく読み進められたけど、最後の3割が「あれ?」ってなるほど突拍子な展開が続く(コンボイ復活や援軍など)のでそこがなんだかなあと思ったけど、このマンガの半分はその補足作品で網羅されてるのである程度納得!これを映画化すべし!2015/04/26
杉浦印字
3
どハードで説得力あるG1リブート(ロボット生命体のぶん誇張が素直に受け入れられるとはいえ)。コンボイとメガトロン、善悪のカリスマの在りようやスタースクリームの破滅的な性向などキャラクター劇としても白眉。Dreamwave伝統の透明感あるカラーも美しい。外伝の短編集はライター間の疎通に難もあるけど、ハートフルなショートショートに魅力があった。トレバー・ハッチソンのカバーアートはどれも傑作!2015/04/25
IMY
3
アメコミのトランスフォーマーは初体験なのにいきなりこの分厚さ。アニメ少々、映画1作目だけのロートルなので、ネーミングが最近の映画版ではなくアニメ版で助かりました。第一印象、リアリティレベルが高い。デストロンの侵略での人的被害を描いているシリアスっぷりはなかなか衝撃的。まあ、アニメ張りの脳天気な世界だとは思ってませんでしたが。その後にやたらメカ作画がいい。どいつもこいつもかっこいいぞ。目を引いたのは二丁拳銃のパーセプターと古参兵然として葉巻を咥えたチャー。IDW版に興味がわきましたが邦訳はないだろうなあ。2015/03/25