内容説明
ゴッサムシティには、「梟の法廷」という伝説が流布していた。彼らは“フクロウ”を紋章にした強大な闇の秘密結社であり、ゴッサムの真の支配者だという。しかし、闇の騎士バットマンはそうした伝説を単なる風説として相手にすることはなかった。なぜならば、ゴッサムは彼の街なのだから―今までは…。野蛮な暗殺者の鋭い爪が、この街の重要人物、そして危険人物にも襲いかかる事件がおきた。闇の伝説が事実ならば、その黒幕はバットマンの想像を超える恐るべき存在となるだろう。奴らの巣はいたるところにあったのだ…。
著者等紹介
スナイダー,スコット[スナイダー,スコット][Snyder,Scott]
アイズナー賞やハーベイ賞などの受賞歴のある実力派ライターであり、DCコミックスとマーベル・コミックスの双方で活躍している。一方では、サラ・ローレンス大学とコロンビア大学で脚本を教えている
カプロ,グレッグ[カプロ,グレッグ][Capullo,Greg]
アーティストとしてコミックを手掛けてきた。コミック以外の仕事では、ディスターブドやコーンといったメタル系バンドのCDジャケットのアートも手掛けている
高木亮[タカギアキラ]
1967年生まれ。三重県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
27
the New52!としてリブートしたバットマンはジャスティス・リーグでしか見てないので単独誌もいい加減読まねばということで。闇の秘密結社「梟のの法廷」との戦いを描く。バットマンがかなり苦戦するのが意外だ!ウェイン家との因縁も示唆されているのでこれまた新しい世界観が描かれそうです。絵柄もコミカルで親しみやすいがカラーやコマ割りを印象的にすることで恐怖感を出すことにも成功してる。アメコミ初心者も楽しめると思うね。2022/02/12
おにく
15
バットマン75年の歴史をリブートし、装いも新たに再始動したストーリーですが、つかみも良い!展開も良い!若返ったキャラも好印象で、安定の内容でした。新たに勢力としてゴッサムシティの繁栄の影に暗躍してきた“フクロウの法廷”と呼ばれる一派が登場。ブルース家との永きに渡る因縁が浮き彫りになり、コウモリを捕食するフクロウという構図で追い詰められていきます。それほどアメコミに詳しい訳ではないですが、バットマン(アメコミ)で最初に読むとしたら?と聞かれたら、この本をお奨めしたいです。2015/01/15
garth
11
解説に「ノーマンズ・ランド」(小社より刊行予定)って書いてあってそれにいちばん興奮しているというダメ読者2013/03/31
砂糖と塩
8
遥か昔からゴッサムに巣食い、バットマンでさえ存在を信じなかった闇の組織。歴史の長いシリーズだけに、梟の法廷の設定は意外です。こんな悪役を出せるようになったのも、世界観を仕切り直したからなんでしょうね。そして都市伝説としてもうわてな敵を前に、バットマンも翻弄されっぱなしの感が。いやぁ徹頭徹尾、不気味な集団です。そしてカメラを使った精神的な追いつめ方のえげつないこと…。一冊読み終えても組織の全貌は掴めないままで、スカッとするより、ひたすら続きが待ち遠しくなる本でした。翻訳が途中で止まったらどうしよう…。2013/02/03
すけきよ
7
THE NEW 52!だろうとなんだろうと、もうバットマンは食傷してるよ……と思ったら、すげえ面白い! 敵はゴッサムの都市伝説だと信じられてきた"梟の法廷"。バットマンでさえ手のひらの上で操られているような強敵。バットマンの歴史を通しては新キャラだけど、「52」の世界でははるか昔から暗躍していた、と非常に存在感がある。これで最後まで翻訳出なかったら、生殺しだよ。2013/02/05
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