出版社内容情報
際限なく膨れ上がっていく日本の国債発行残高。「大暴落」が起こると、国民生活はどうなる? 最悪のシナリオと、究極の解決策を提示。
日本国の債務総額は、昨年9月末現在で865兆円。うち、財投債等を含む国債全体の総額は694兆円。これが日本経済全体にのしかかり、経済刺激策の効果を減殺しているが、政権交代で誕生した鳩山内閣はこの問題に正面から取り組もうとせず、逆に赤字国債をさらに積み増ししようとしている。
▼このままでは、4年後には国の債務総額は1060兆円、国債全体の総額は900兆円近くになってしまう。こんなとき、あの性悪のヘッジファンドが国債のカラ売りを仕掛けてきたら、日本経済はどうなるか。国債は大暴落し、それは為替相場での円の暴落や株式市場での日本売りへと波及。資産の8割を国債で運用しているゆうちょ銀行や、日本の多くの金融機関が破綻し、日本発の金融恐慌が発生。国内には円安による悪性インフレが吹き荒れ、GDP世界第2位の日本は一朝にして沈没……。
▼自分たち庶民には関係ない? それが大ありであることが本書を読めばわかります!
●プロローグ
●第一章 日本発の金融恐慌が始まる
●第二章 国債大暴落で日本社会はどうなるのか
●第三章 日本経済は、なぜダメになったのか
●第四章 日本没落を防ぐ「とっておきの秘策」
●第五章 キラリと輝く「黄金の国ジパング」を目指せ
●あとがき
内容説明
円の暴落!株式市場での日本売り!日本発の金融恐慌の始まり!起こりうる最悪のシナリオと、究極の解決策を提示。
目次
第1章 日本発の金融恐慌が始まる(国家意識を持たぬ「必殺仕分け人」たち;国の借金はGDPの一.六倍 ほか)
第2章 国債大暴落で日本社会はどうなるのか(国債乱発は亡国への道;最初に破綻するのは「ゆうちょ銀行」 ほか)
第3章 日本経済は、なぜダメになったのか(景気対策の効果が上がらなくなった;橋本内閣が招いた「失われた十年」 ほか)
第4章 日本没落を防ぐ「とっておきの秘策」(上杉鷹山に学ぶ財政再建の知恵;経済振興だけでは税収不足は補えない ほか)
第5章 キラリと輝く「黄金の国ジパング」を目指せ(国債大暴落にどう対処するか;株暴落を逆手に取って儲けるワニ型人間)
著者等紹介
堀川直人[ホリカワナオト]
国際金融アナリスト。東京大学法学部卒業後、邦銀入社。米国ペンシルバニア大学経営大学院ウォートンスクールでMBA(ファイナンス専攻)取得。その後、一貫して国際金融業務に従事。ニューヨーク、ロンドンに15年勤務し、幅広くファイナンスを手がける。米国公認会計士資格取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。