内容説明
死刑制度が廃止された近未来の日本。“キャンプ”と呼ばれる刑務所では囚人の自由が拡大されるなど、刑務所の形態が大きく変わり加害者の人権が大幅に保護されていた。だが被害者の家族は納得がいかず、一部では復讐を誓う者同士が手を組み“キャンプ”の襲撃を計画。一方、標的となった囚人たちは“キャンプ”からの脱獄を企てていた。『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞受賞作。
著者等紹介
東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾で生まれ、福岡県で育つ。『逃亡作法 TURD ON THE RUN』(宝島社)にて第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞し、2003年にデビュー。『路傍』(集英社)で第11回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinji
67
タイミング的には良いのか悪いのか分かんないんだけどね。東山さんが直木賞の候補に挙がってた時に積んでた候補とは違う作品です。「このミス大賞」銀賞という事でもっとオープンな感じなのかな?と思ってたけど… 苦手なタイプで挫折しそうです。元々、卵でも肉でも半熟とか焼きたくない美白生活の私としてはハードボイルドはあまり得意じゃなかったもんね。設定の説明が丁寧だった分「流れ」は頭に入ったので頑張って上巻読みますよ!ストーリーの感想はそのときに書こうと思います。2015/07/26
森オサム
43
上巻読了。死刑制度が廃止された近未来の日本。まあ色々有りまして、脱獄に成功した囚人たち。上巻は概ねここまでです。著者の作品は「流」だけ読みました。良い作品だとは思いましたが、それほど好みでは無かった。そして本作はと言うと、それ以上に全く合わない。登場人物に魅力は無いし、とにかく下品で楽しくない。ただ、読みかけた以上は、いつも通り読み切ります。後数時間頑張ろう。あ、下巻で評価が一変する事は期待してますよ、一応。2020/05/24
Mayumi Hoshino
22
先日直木賞を取られた東山さんのデビュー作です。舞台は近未来の刑務所。受刑者はチップが埋め込まれ、絶対に脱獄できない(無理矢理出ると、酷い目に遭う)システムで管理されている…といった導入部から疾走感が凄まじい。一癖も二癖もあるような荒くれ者がたくさん出てくるからか、地の文も粗暴気味なのがちょっと気になる。が、面白い。この勢いで下巻にGO!2015/08/05
shiozy
21
直木賞受賞作『流』を読んで、俄然、東山彰良を追っかけたくなったのである。東山彰良のデビュ作である。近未来の刑務所から脱走した四人の痛快豪快ハチャメチャなピカレスクロマンである。ふーん、『流』とはかなり趣が違うなあ。まだ上巻なので、先行きが読めないが、楽しめることは確かだ。さて、下巻に行こうかのう。2015/07/29
たぬ
16
☆4 第1回このミス大賞の銀賞・読者賞受賞作を読んでみました。最初のほうのクスリの蘊蓄は正直いらねーと思いましたがページが進むにしたがってクレッシェンド式に面白くなってきました。同じクズでもいろんなクズがいるものです。中には同情の余地なしのクズオブクズもいるけれど、クズ同士で痛めつけあってくれてるから終始はらわた煮え栗饅頭にはならずに済んでる。密航失敗が下巻にはどう影響してくるかな?2024/09/01