内容説明
沈没事故以来、まる2年の歳月と2度の失敗を経て、昭和63年7月11日、ついに海洋調査船「へりおす」の引き揚げに成功した。これは、前作“「海洋調査船へりおす」からのメッセージ”の続篇として、引き揚げに至るまでの全記録であり、またひとりの母が、彼岸の者として帰航の途についた息子に贈る、惜別の著書である。
目次
「へりおす」は揚げられる
「へりおす」は欠陥船
歩み寄り
登りつめて
大いなる期待
2つの道
不透明な会社
一穴の蟻
慰霊碑をめぐって
打たれる釘
「へりおす」浮上
露骨な策謀
絆
死者の上にたつ
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