内容説明
昭和が終った。この時代を生きた人々は決って言う。「激動の昭和」と―。激しく動いた時代の波は、人々の生活にどんな影響を与えたのだろう。「ふつうの人々」の証言でつづった。80万県民の昭和史。朝日新聞、山梨版に好評連載された記事を完全収録した一冊―。ここに、あなたの「昭和」がある。
目次
第1部 変遷(山仲間集う伝統行事―山の神〈産業は〉;経済危機を越え49号―ある同人誌〈文化は〉;政争の渦風雪に耐え―県会議事堂〈政治は〉 ほか)
第2部 戦前(興奮と戸惑いの一票―初の普通選挙;農民運動も看板替え―ファシズムの影;初年兵に初めて実弾―二・二六事件鎮圧に出動 ほか)
第3部 戦中(政治忘れ戦争への道―政党解消と大政翼賛会;言葉に出せぬ“地獄絵”―甲府空襲 ほか)
第4部 復興(公職追放で新顔続々―戦後初の総選挙;「国民主権」にみな感動―日本国憲法;各地でトラブル続出―農地解放 ほか)
第5部 今へ(偶然の“産物”で夢実現―種なしブドウ;店頭放映に黒山の人―テレビ時代到来;最大事業に県民燃ゆ―かいじ国体 ほか)