内容説明
注目のペイントアーティストが綴る、複雑で、うまく生きられない中で、それでも違和感に声を上げ続ける「成長」と「主張」のエッセイ。
目次
第1章(ロマンスがはじまらない;どうして恋人は必要なのか?を考察してみる;お願い、サーモン ほか)
第2章(モノガミーゲシュタルト崩壊;なんで結婚したいんだっけ?;「パーティ」の甘美な響きは罠である ほか)
第3章(私たちはもしかしたら圧倒的に怒る経験が足りてないんじゃないか;「嫉妬の炎」はいつ消える?;私の自撮り進化論 ほか)
著者等紹介
チョーヒカル[チョーヒカル]
1993年東京生まれ。2016年武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン学科卒業。体や物にリアルなペイントをする作品で注目され、衣服やCDジャケットのデザイン、イラストレーション、立体、映像作品なども手がける。多数のメディア出演に加え、企業とのコラボレーションや国内外での個展など多岐にわたって活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケディーボーイ
30
女らしさの呪縛に強く異を唱えているし、それから逃れきれてない自分に疑問を投げかける客観性も持っている。しかしそれに比べルッキズムへの批判が弱い。 「美しい友達」とか「ブスな」という言葉を簡単に使っているが、それらは他人の基準の最たるものではないのか。美術品などに対する美醜の価値観は好きに持っていいと思うが、生まれ持った人間の外見について言うのはどうなのかと思える。「「外見なんてどうでもいい世界」はもうしばらく実現しない」事を認め、戦うと言っているがどちらかというと迎合してる面が強い気がしてしまう。2022/04/04
panashe
20
チョーヒカルさんの絵本を読み、ご本人に興味が湧いて手に取った。帯のハライチ岩本さんと全く同じ「すっぴんすぎるだろ」と。在日中国人である故の日本での生きづらさ、米国生活で感じた日本愛、女だからとか女らしいって何?そんな疑問を口に出してしまい招いたアレコレ。自己肯定が低すぎない?と思ってしまうが、ここまではっきり言える羨ましさが私にはある。チョーヒカルさん丸裸というエッセイ、人としてとても信頼できる方だと感じた。2022/11/20
江藤 はるは
5
素晴らしいじゃない!2022/01/27
文庫
2
はじめて行った下北沢にあるB&Bの入り口に並べられていて、なんとなく1番最初に手に取った本でした。パラっと見て、タイトルの意味にも惹かれて、ぐるっと1周した結果、やっぱり買おうと思って買った本。 著者のことを何も知らなかったので、読了してからInstagramで検索したのですが、すごく才能あるアーティストだったし、お顔もお綺麗だったので、共感しながら読んでいたのがアホらしく思えました。 でも、いいなと思う言葉や考え方がたくさんあったので、これからも本棚に置いておく。2022/02/23
YUTAKA
1
共感しまくった。身近にいる不満や不安を抱えている20代女子に薦めようと思う。2022/04/22