さらば、政治よ―旅の仲間へ

個数:

さらば、政治よ―旅の仲間へ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 19時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794969262
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

名著『逝きし世の面影』の著者の最新の評論集。日本の政治状況を冷徹に見渡しながら、あえて「さらば、政治よ」というその真意とは?憂国の議論が日本を覆っている。しかし、85歳になって自分の一生を得心するにあたって、国の行方など、自分の幸福にはなんの関係もないことがわかってきた。もちろん国家という枠組みから自分が逃れえないことは百も承知である。が、なんでも国にやってもらおうという発想はすて、民間の共生の工夫をこらしたい、自律した生活を送りたい――。少年時代から学校も嫌い、裁判システムも大嫌い。とにかくできるかぎり管理されることから離れて、まわりの人との生活を楽しみ、町を楽しみ、人生を終えたいという。日本という社会で、個人が充足し落ち着いて暮らしていくために何をしたらいいのか? 名著『逝きし世の面影』の著者の最新の評論集。

? 時論
さらば、政治よ―旅の仲間へ
「提言」する人々
物書きは地方に住め
徴兵制は悪か
変わる保革の意味
質のよい生活

? インタビュー
近代のめぐみ
二つに割かれる日本人

? 読書日記
革命前のロシアの農村を描いた―『ブーニン作品集』
ソ連をひとつの「文明」と捉える―シニャフスキー『ソヴィエト文明の基礎』
近代科学の外で「自然の意味」を問うた思想家―斎藤清明『今西錦司伝』
荒凡夫の柄を引き出す―黒田杏子『語る兜太』
根本へ向かって考える―宇根豊『農本主義が未来を耕す』
石牟礼道子の文学的本質を開示―臼井隆一郎『「苦海浄土」論』
文明に?孤島"を作る異能者、そして聖者―坂口恭平『独立国家のつくりかた』
奥行きのある言葉が人間の姿を造型する―伊藤比呂美『父の生きる』
人の世になじまぬもどかしさを出発点として―石牟礼道子『不知火おとめ』
「イスラム国」を正視する眼―池内恵『イスラーム国の衝撃』
家族を超えた家族への夢―坂口恭平『家族の哲学』
平凡ゆえの非凡、笹川良一の息子・良平が貫いたもの―高山文彦『宿命の子』

? 講義
ポランニーをどう読むか―共同主義の人類史的根拠

渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年京都生まれ。大連一中、旧制第五高等学校文科を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所主任研究員。熊本市在住。
著書に『北一輝』(ちくま学芸文庫、毎日出版文化賞受賞)、『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー、和辻哲郎文化賞受賞)、『万象の訪れ』(弦書房)、『黒船前夜』(洋泉社、大佛次郎賞受賞)、『無名の人生』(文春新書)、『近代の呪い』(平凡社新書)、『女子学生、渡辺京二に会いに行く』(津田塾大学三砂ちづるゼミと共著、文春文庫)、『気になる人』(晶文社)など多数がある。

内容説明

老いても夢は死んでいない。夢みて来たのは、精神の革命。現在の日本の政治状況を冷徹に見渡しながら、あえて「さらば、政治よ」というその真意とは?85歳になって知る人生の本質とは?名著『逝きし世の面影』の著者の最新の評論集。

目次

1 時論(さらば、政治よ―旅の仲間へ;「提言」する人びと;物書きは地方に住め ほか)
2 インタビュー(近代のめぐみ;二つに割かれる日本人)
3 読書日記(革命前のロシアの農村を描いた―『ブーニン作品集』;ソ連をひとつの「文明」と捉える―シニャフスキー『ソヴィエト文明の基礎』;近代科学の外で「自然の意味」を問うた思想家―斎藤清明『今西錦司伝』 ほか)
4 講義(ポランニーをどう読むか―共同主義の人類史的根拠)

著者等紹介

渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年京都生まれ。大連一中、旧制第五高等学校文科を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所主任研究員。著書に『北一輝』(ちくま学芸文庫、毎日出版文化賞受賞)、『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー、和辻哲郎文化賞受賞)、『黒船前夜』(洋泉社、大佛次郎賞受賞)、など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hakootoko

3
最終章のみ ポラニー2020/08/10

陽之理

1
今の無制限な自由主義市場は、必然的なものではなく、それに対する社会防衛運動が起こっている。産業革命以後ずっと。2017/09/23

Като́н

0
ジョージアのトビリシで出会ったバスカーのおじさんと沖縄で再開した時に貰った本。本当かどうか知らないが、彼は渡辺京二の教え子らしい。成田空港へ行く電車の中で読み始めてオーストラリアのグリーン島で読了。2022/12/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11063214
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。