内容説明
時代は19世紀末。舞台はイギリス。頽廃、病的、猥褻、…あらゆる悪罵を浴びせられた一群の作家、詩人、画家たちがいた。ペイター。ワイルド。ロセッティ。スウィンバーン。シモンズ。ダウスン。ビアボウム。かれら七人の芸術家の作品と生涯を通して、デカダンスの本質と、それを支えた精神を解き明かす、野心的な研究。
目次
「デカダンス」とはなにか
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ―ダンテ的宇宙とエロティシズム
アルジャノン・チャールズ・スウィンバーン―ブルジョワのど肝を抜け!
ウォルター・ペイター―破滅的な理想主義者
オスカー・ワイルド―贋作者としての芸術家
アーネスト・ダウスン―青春の白鳥の歌
アーサー・シモンズ―精神の中心にある牢獄
マックス・ビアボウム―七人目の男
「デカダンス」と小説
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