岩波ジュニア新書<br> はじめての文学講義―読む・書く・味わう

個数:

岩波ジュニア新書
はじめての文学講義―読む・書く・味わう

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月13日 07時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005008100
  • NDC分類 K901
  • Cコード C0295

出版社内容情報

文学の面白さの秘密はどこにあるのか。多様な作品を題材に読むコツ、書くコツ、味わうコツを指南する。

内容説明

読むことを楽しむにはどんな方法がある?魅力的な文章を書くにはどうしたらいい?その両面から文学の面白さ、深さを構造的に探っていく。太宰治をはじめ多種多様な文学作品をテキストにしながら、読むコツ、書くコツ、味わうコツを具体的に指南する。「文学大好き!」な現役の中学・高校生を対象にした「文学講義」をまとめた一冊。

目次

1 文学の楽しさはどこにあるのか―二つのものを結びつける力(開演の挨拶(生徒代表)
講演開始
文学は実生活で役に立たない?
組み換え、再編成、関係の場―私の仕事から
なぜ富士には月見草が似合うのか ほか)
2 文学のいとなみ―読むこと・書くこと(すべての本は役に立つ;必読書というもの―古典の新鮮さ;自分だけの「名作」を見つける;書評を利用し、ファイルを作る;恋愛小説が苦手な人がいる ほか)

著者等紹介

中村邦生[ナカムラクニオ]
1946年東京生まれ。作家。大東文化大学文学部教授として比較文学、英米文学、文章制作法などを担当。「冗談関係のメモリアル」で『文學界』(文藝春秋社)新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y

37
小説を読むこと、書くことにまつわる楽しさを解体した一冊。「ファンタジーの二項式」の話が本当に興味深かった。自分も同じように考えていたこと、自分でも知らなかったことのその両方の書かれているバランスがちょうど良かった。小説を読むときにあらすじばかりを追うだけでは得られない真の読書の楽しみ方というのが明らかにされていて面白かった。2016/04/18

そふぃあ

33
文学理論についてあまり読んだことがない。(幾つか積んではいて手が伸びず数年経っているものが多い。。)中高生向けで非常に読みやすく、語りかけるような内容で理解もしやすい。書き手・読み手両方の目線から文学を考えるのは楽しかった。ディテールに面白さがあり、読んでいない時も物語が頭の中でぐるぐる回る“中断を余儀なくされる小説”は名作というのは確かにそう。もっと若い頃から古典に触れたかったし、それこそ世界文学全集があるような家で育った人が羨ましい。けど、新鮮な気持ちで読める古典名作が残っている人生は楽しみでもある。2021/09/02

joyjoy

17
中・高生への講演録。次々と紹介される文献がどれも面白そうで、読もう!という気に。本日は土曜日。書物の選択眼を養うのに書評を利用、とあり、早速朝日新聞を開く。普段ならタイトルだけ見て読み飛ばすことも多いのだが、本書を読んだ直後だったせいか、どの書評も、ふむふむ、へー!と楽しめた。その書評のひとつに、「ハウツーの効用はエナジードリンクに似ている」とあり、この本を読み終えた今の自分の高揚感、まさにそれだ!と笑う。村上春樹、なんとなく敬遠していて読んだことがないのだが、読んで比喩に酔ってみるのも悪くないかも。2023/04/29

Jima

15
印象的箇所・雑記*p9「(実生活で役に立たない)・・文学はその前提そのものを疑う」*ダブルヴィジョンがイメージを喚起(Ex富士には月見草が似合う)*ファンタジーの二項式:物語は二項式から始まる*デぺイズマン(遠く離れたもの同士を接近させる技法)Ex檸檬/爆弾*異化作用(日常のものを意図して見慣れぬものとして描く技法)Ex猫の視点*比喩の効果も二項式・・・「比喩に出会うと気分が高揚する」「細部の表現こそ小説の味わうべき充溢がある」*すべての本は役に立つ*古典は面白さの要点のつかみ方で読書欲湧く。2016/12/11

sabosashi

12
青少年にブンガクなるものを教え込むのは至難の業。  青少年といわずに思春期、と言い換えてもいい。  教え込むなんて畏れ多い言い方も、ここではふさわしくないかも。  むしろ、ブンガクと遊んでみよう、なんてノリのほうがいいに決まっている。  いや、それは子どもを舐めている。  思春期の直感力を信じなければならない。  要は、どうともでも言えるということか(笑)。  この本はかなり薄い。  平積みでもしてあれば鯉のぼりでも作れそうなノリだ(そんなこともないが)。  2022/12/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9799576
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品