感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
64
しばしば耳にする「いじめられる側にも問題はある」という言葉。 そもそも、日本語の助詞の「も」というワードは非常に曖昧で便利なワードだ。 いかようにも解釈できる。 それは置いといて。 いじめられている当事者に対して、「自分の気持ちをきちんと見つめ、思っていることを人に伝えれば自分を守る手がかりになるかも知れない」とこの本は教えている。 現実はそんなに甘くないと切り捨てるは簡単だ。 「いじめられる側にも問題はある」と言って捨てるのと同じことだ。 まず、大人が自分の足元を問うことから始めなければならない。2016/10/22
はぐれ猫
1
原書はイギリス。でも中身は共通。つまりいじめの問題もその本質も世界共通だってこと。子供が自分を守れるように分かりやすく説明している。大切なことは一人で抱えない、分かってくれる大人に話すってことだけど、そういう大人がすぐにはいない現実を大人はもっと認識すべきだと思った。私は子供が話してくれる大人になれてるだろうか…大人も一読して、いじめで悩む子供に正しく向かい合ってるか考えて欲しい。子供はいじめられているこも、いじめている子にも読んでほしい。とても具体的で、自分を大切にする方法が書いてあります。2013/04/26
charuko
1
子どもたちがいじめに遭ったとき、自分を守るために必要な<心の力>の育み方を教える本。自分を大切に思う方法、自分の気持ちを正直に話す方法……など、現代社会の複雑な人間関係に悩む子どもたちが、どのように元気に生き抜いていくかの具体的な方法やヒントがたくさんあるので、いじめだけでなく、心の病に苦しむ子どもたちにも読んでほしい。2008/09/25