内容説明
「失われた25年」のなかで成熟・持続性重視の果敢な取組みを続ける各地の「現場」(全10集・300事例)から、地域産業・中小企業の未来が見えてくる。
目次
1 地域産業に新たなうねりを(東京都墨田区 下町でオープン・イノベーション―シェアファクトリーを展開(小倉メリヤス製造所、nuuiee)
東京都江東区 製本業のオープン・イノベーション―モノづくりの新たな開かれた広場(篠原紙工、Factory4F)
秋田県五城目町 山間地域の廃校跡に移住起業家が集結―七社が進出、六社が起業(地域活性化支援センター、ハバタク) ほか)
2 地域資源系産業の展開(島根県吉賀町(旧六日市町) ダンプを降りて、祖父母のところにIターン就農―一人で工夫して稲作とハウス栽培(河口貴哉氏)
富山県高岡市 トマト農家が直売とレストランを展開―若年帰農し、専業化、六次化に向かう(森田農園)
島根県松江市(旧宍道町) シジミ漁師たちが会社設立―共同で加工し、付加価値を付ける(宍道湖) ほか)
3 機械金属系産業の未来(兵庫県神戸市 大型立旋盤で航空機部品に展開―粗加工から仕上加工に向かう(中谷鉄工所)
大分県佐伯市 溶接から出発、鈑金、機械加工、組立までの力をつける―長男と娘婿が入り、後継も不安なし(二豊鉄工所)
茨城県日立市 樹脂切削からモデル装置の製作まで―彫刻業から理化学機器、試験装置に展開(創和工業) ほか)
著者等紹介
関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県小矢部市生まれ。成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。明星大学経済学部教授、一橋大学名誉教授、博士(経済学)。受賞:1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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