出版社内容情報
第Ⅱ巻では西洋近代以降の思想家たちの営為を現代の政治思想の課題に照らし再検討。ヘーゲル,ベンサムからロールズ,フーコー,ドゥルーズ,サイードまで。全2巻完結!
内容説明
古代から現代まで政治思想家の全体像とその政治思想史的意義を解明する。ヘーゲルからロールズ、フーコー、ドゥルーズまで、その思想の重要性にもかかわらず、本格的に論じられなかった思想家たちをも網羅した、最新の西洋政治思想の通史。
目次
ヘーゲル―人倫の理念と現実
ベンサム―自然権思想と功利主義
J・S・ミル―自由の擁護と民主主義
バジョット―権威・信用・慣習
トクヴィル―デモクラシーと革命の考察
マルクス―抽象の体系と本質的力
ニーチェ―反政治と大政治の思想
ウェーバー―モダンとポスト・モダンのはざまで
ハイデッガー―政治哲学と存在論
C・シュミット―「政治」と「神学」の間〔ほか〕