剣豪の城 北畠具教

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794705532
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

塚原卜伝・上泉信綱の高弟。将軍義輝と「竜虎」と呼ばれた具教(とものり)の守る南伊勢の大河内城に、天下布武を目ざす信長の七万の大軍が押し寄せる。攻防五ヶ月。信長は遂に糧道絶ちを仕掛けてくる。誇りに生きヨ、斬り死にこそ本望…と怒号する具教。「二十倍の大敵、勝算なし、降伏して部下の命を救え」と、父の怒りの木刀の前に立ちふさがる具房。無気味に迫る九鬼水軍。智略戦しかできない己を恥じて暴走する藤吉郎―。和睦の使者の訪れに開城を決断した剣豪具教は、その前日、数騎で城門を開き敵中に突入。修羅となって斬ってまわる―。

著者等紹介

深水聡之[フカミサトシ]
1975年、三重県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士前期課程修了(専門は日本中世史)。2004年、「妖異の城」で碧天歴史小説大賞・エンターテインメント賞を受賞。2005年、「犬坊狂恋」で祭り街道文学大賞を受賞(新風舎より2006年4月刊行)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BIN

1
名門北畠家の頭首でありながら、塚原卜伝の弟子である北畠具教の話といいたいところだが、あえて言うなら北畠家の話。具教よりむしろ嫡男の具房が目立つ。剣豪の城といいつつ、剣豪っぷりが全く発揮されないし、いうほど戦をしていない。目だった具房だったが、人ができるだけ殺されないようにしようとする乱世にはあまり見られない侍魂がないやつでちょっと鬱陶しい。ただ結構読みやすくはあったので、信長の伊勢攻略戦を知る分にはいいのかもしれない。2012/12/01

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