骨踊り―向井豊昭小説選

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骨踊り―向井豊昭小説選

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  • サイズ B6判/ページ数 635p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864881647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

蓮実重彦、山城むつみらに評価されながらも、ほぼ忘れられてきた反骨の作家の入手困難な表題作ほか代表作6篇を精選。資料解説も充実あらゆる小説ジャンルを呑み込んだ強靭な文体。アイヌ文化と「ヤマト」の差別に対する苛烈な問題意識――おそるべきゲリラ作家の入手困難な代表作を精選したメガ・コレクション。平成の日本文学シーンに衝撃を与えたデビュー作「BARABARA」の原形長篇(表題作)をはじめ、現存一部にもかかわらず話題を呼んだ初期作「脱殻(カイセイエ)」、もはや何にも似ていない独自の境地を開いた「祖父三部作」など、知られざる傑作長・中・短篇6作を(ほぼ)初書籍化。さらに関連文献や、向井を再評価すべく批評家三人が語りおろした鼎談など、作品を読み解く巻末資料も充実。没後10年……もう、この世界文学の巨人を見逃すことはできない!

1(初期短篇)
鳩笛[1970]
脱殻(カイセイエ)[1972]
2(長篇)
骨踊り(「BARABARA」原型)[未発表]
3(祖父三部作)
ええじゃないか[1996]
武蔵国豊島郡練馬城パノラマ大写真[1998]
あゝうつくしや[2000]
(資料)
『根室・千島歴史人名事典』より「向井夷希微」[2002]
早稲田文学新人賞受賞の言葉[1996]
単行本『BARABARA』あとがき[1999]
やあ、向井さん[2007]
平岡篤頼「フランス文学の現在」[1984]
(解説)
鼎談:岡和田晃、東條慎生、山城むつみ「向井豊昭を読み直す」

向井豊昭[ムカイトヨアキ]
著・文・その他

内容説明

あらゆる小説ジャンルを呑み込み笑い飛ばす強靱な文体。アイヌ文化と「ヤマト」の差別に対する苛烈な問題意識―おそるべきゲリラ作家の入手困難な代表作を精選し、知られざる傑作長・中・短篇6作を(ほぼ)初書籍化するメガ・コレクション。

著者等紹介

向井豊昭[ムカイトヨアキ]
1933年生。祖父は詩人の向井夷希微。東京大空襲ののち下北半島・川内町(現むつ市)に疎開。中学卒業後、鉱山労働に従事するも結核となり、療養生活を経て玉川大学文学部通信教育課程で教員免許を取得。北海道日高地方の小学校で25年間勤務した後、上京。1996年、「BARABARA」で第12回早稲田文学新人賞を当時最年長の62歳で受賞、反骨の「マイナー文学」作家として注目を集める。死の直前までゲリラ的な作品発表を継続したが、2008年、肝臓癌で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatohebi

3
収録作「鳩笛」「脱殻」「骨踊り」「ええじゃないか」「武蔵国豊島郡練馬城パノラマ大写真」「あゝうつくしや」。資料として作中触れられる向井家関係人物紹介、作者が人名事典に執筆した祖父・永太郎の項目、新人賞受賞挨拶、あとがき、影響を受けた仏文学者・平岡篤頼への追悼文とその評論、再評価のきっかけを作った岡和田晃の解説と略年譜、山城むつみ・東條慎生との鼎談を所載。2020/04/27

Mark.jr

2
アイヌ文化やエスペラント語などを題材に書き続けた孤高の作家・向井豊昭氏の単行本未収録作品をセレクトした本です。年代で言えは1970年~2000年、自身の体験や家族などに着想したほとんどドキュメントと言ってもいい一番読み安い初期から、徐々に語りが複雑かつ難解になってくる後期まで、その作品群は未だに個性的かつアウトサイダー的です。2019/12/07

渡邊利道

2
祖父を核にした係累との関わりを探索する作品を三部構成+資料で収める。私小説的な初期の短編と、早稲田文学新人賞『BARABARA』の原型となる長編、そして、新人賞後の中短編三部作。資料がとても詳細で、一度作品を読んで資料を読み作品を再読すると色々な面が見えすごく面白い。初期作品はそれだけでも素朴でありつつアイヌや日本や歴史や係累への複雑に絡まった思いがうかがえて面白いが、後期作品の形式的な複雑さの隙間を埋めるものとして読める面白さがあり、また、作家が作品を書き続けることの困難と至福を感じさせられもする。2019/06/15

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